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怒る明王 慈悲満ちる

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石山寺 木像や経典類など10点

不動明王を示す梵字になぞらえて明王が描かれた珍しい版本(大津市で)
不動明王を示す梵字になぞらえて明王が描かれた珍しい版本(大津市で)

 火炎を背負い、怒りの表情が特徴的な不動明王の姿や教えを紹介する特別拝観企画「怒りの仏 明王」が18日、大津市の石山寺で始まった。木像や絵像、経典類など約10点を本堂内陣で公開している。

 不動明王は、密教最高の仏・大日如来の化身。憤怒の形相は悪を懲らしめ、仏教に縁遠い人々を畏怖させてでも導くためで、本質は慈悲に満ちた仏とされる。

 不動に加え、 軍荼利ぐんだり大威徳だいいとく など五つの明王が描かれた絵像「五大明王像」、愛染、軍荼利の各明王の木像といった寺宝=写真=を展示。同寺に伝わる経典類の一つ「 深密蔵じんみつぞう 」のうち、不動明王を示す 梵字ぼんじ になぞらえて姿を描いた貴重な版本なども並ぶ。

 コロナ禍もあって寛容の精神が薄らいでいる現状を憂えて企画したという。同寺僧侶の鷲尾龍華さんは「SNSでも怒りをぶつけ合う人が増えたように感じる。心静かに自身と向き合い、他者を思いやる機会になれば」と話す。

 9月26日まで。8月7~22日は重要文化財「不動明王二童子像」(鎌倉時代)も限定公開する。石山寺(077・537・0013)。

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2216942 0 ニュース 2021/07/19 05:00:00 2021/07/18 23:23:14 2021/07/18 23:23:14 不動、大威徳など五大明王を描く絵像などが展示された本堂内陣(大津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210718-OYTNI50050-T.jpg?type=thumbnail

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