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近江 底力で頂点

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山田力投 流れ渡さず

優勝を決め、マウンドに駆け寄って喜ぶ近江の選手たち
優勝を決め、マウンドに駆け寄って喜ぶ近江の選手たち

 第103回全国高校野球選手権滋賀大会は29日、皇子山球場(大津市)で決勝があり、近江が初優勝を狙った立命館守山を6―0で破り、3大会連続15回目の夏の甲子園出場を決めた。コロナ禍による全国大会の中止を受けた昨年の独自大会を含めると、近江が夏の頂点に立つのは4年連続。2年ぶりの全国大会は、8月9日に開幕する。

近江6―0立命館守山

 近江が投打に底力を発揮して快勝した。

 四回一死一、二塁で、新野が右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、相手の悪送球が重なって2点を先制。さらに津田の二塁打で加点した。五回にも春山の二塁打で差を広げ、六回にはスクイズ崩れの本盗などで突き放した。投げては山田が6回1安打8奪三振の力投で流れを渡さず、七回からは岩佐が1安打に封じた。

 立命館守山は、守りでは三回までほぼ完璧な立ち上がりを見せたが、その後は要所で守り切れず失点。二、五回に二死三塁まで攻めたが、持ち味の打力を発揮できなかった。

甲子園への扉開く先制打

近江・新野選手 猛練習で復活

4回近江1死1、2塁、新野が右翼に2塁打を放ち先制
4回近江1死1、2塁、新野が右翼に2塁打を放ち先制

 緊迫した投手戦が続くなか、甲子園への扉を開いたのは、近江の3年生、新野のバットだった。

 四回一死から連続死球で得た一、二塁の好機。「カウントを取りに来る変化球は、甘くなることが多い」。直前にベンチで確かめ合った相手投手の情報を頭に入れて左打席へ。狙い通り、初球の浮いた変化球を振り抜くと、打球は右翼フェンス直撃の先制二塁打に。六回にも二塁打を放ち、5点目のホームを踏んだ。

 春の県大会3回戦で、この日の相手、立命館守山に敗れた。「それからの3か月間は地獄だった」

 多賀監督は「お前のせいで負けた」「3年生は引退しろ」と、あえて厳しい言葉で奮起を促した。何度も辞めようと思ったが、主将の春山から「自分を信じて正しいと思うことをやれ」と励まされ、毎日の全体練習後も約3時間、バットを振った。

 今大会は16打数8安打の打率5割。中軸の重責を果たし、多賀監督に「よくはい上がってくれた」と言わしめた。新野は「努力は裏切らないと実感した。これで満足せず、苦しかった日々を思い出しながら甲子園で戦う」。目標は、滋賀県勢初の全国制覇だ。

磨いた打撃力 封じられる

立命館守山 後輩に夢託す

ベンチ前で円陣を組む立命館守山の選手たち
ベンチ前で円陣を組む立命館守山の選手たち

 創部6年目で初の甲子園を狙った立命館守山だったが、近江に投打とも圧倒された。

 専用グラウンドはなく、週に3、4回は近くの球場を借り、その他の日は、筋トレをしたり、校庭の隅に置いたケージ内で打撃練習をしたり、工夫を凝らして力を付けてきた。

 今春以降、好機を逃さないようにと、打撃練習で1球ごとに打者が交代する「1本打ち」を始めた。主将の吉田は「1球にかける思いが強くなった」。今大会は準決勝までの4試合で42得点。限られた条件で磨いた打撃力が、躍進の原動力となった。

 ただ、この日は打線が2安打に封じられ、守備も乱れた。秋武監督は「力んだのか、打席で思い切りのよさが出なかった。とは言え、夏は初の決勝進出で、今年の選手が残した功績は大きい」とたたえた。吉田は「悔しい結果だが、プレーを楽しめ、幸せだった。次の代では絶対甲子園に行ってほしい」と、笑顔で後輩たちに夢を託した。

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2246160 0 ニュース 2021/07/30 05:00:00 2021/07/30 05:00:00 2021/07/30 05:00:00 優勝を決め、マウンドに駆け寄って喜ぶ近江の選手たち(大津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210729-OYTNI50054-T.jpg?type=thumbnail

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