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<衆院選21 対決の構図>野党共闘 成功なるか

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1 区

 「違いを乗り越え、一致団結する」

 草津市で2日、滋賀3区の共産党立候補予定者が参加する集会で、メッセージが読み上げられた。差出人は国民民主党県連代表で、滋賀1区に出馬予定の斎藤アレックス。国民が中央では共産と距離を置くなか、滋賀では協力するとの意思表明だった。

 その象徴が、滋賀1区だ。2017年の前回選では、自民の大岡敏孝が、野党が擁立した複数の候補を破った。今回は立憲民主、共産、社民が野党共闘を目指す市民団体の仲介で斎藤を推すことで一致し、事実上の与野党一騎打ちの構図となる見通しだ。

 滋賀はかつて「民主王国」と呼ばれ、中でも1区は17年に引退した旧民主党の重鎮・川端達夫(当選10回)の地盤だった。過去3度の選挙でも、野党票を合わせれば、いずれも大岡を上回っている。

 共闘の成功体験もある。19年の参院選。当時の国民、立民、共産、社民各党が、無所属で出馬した元知事の嘉田由紀子を推し、当選させた。共産党県委員長の石黒良治は「一致点を広げ、全選挙区で協力する努力をしている」と話す。

 こうした背景から、国民も最重点区と位置づけ、党代表の玉木雄一郎は緊急事態宣言明け初日の1日、遊説先に大津を選んだ。斎藤や嘉田と街頭に立ち「滋賀の野党勢力復活が野党全体の復調へのカギになる」と強調した。

 斎藤のネックは知名度不足だが、19年6月の出馬表明以降2年以上、毎朝のつじ立ちや労組回りで顔を売ってきた。県連幹事長の河井昭成は「(事実上)1対1の構図が作れた今、勝たなければ」と語気を強める。

     ◇

 迎え撃つ大岡陣営には、いつになく危機感が漂う。

 前回選では、抜群の知名度を誇る嘉田に約5000票差に迫られた。今回は新人が相手とはいえ、足元に不安を抱える。県議や市議らが組織戦を支えるが、大票田の大津市選出の県議だった佐藤健司が市長になり、同市選出の県議は2人に減った。大岡は新内閣で環境副大臣となり、地元に戻る機会が減る見通しだ。

 コロナ禍も足かせとなっている。公明との連携の重要性が増すなか、自民、公明両党の青年局は9日、大津市で合同の街頭演説を実施。大岡は医療体制の充実などを訴え「社会を前に進めるため力を貸して」と呼びかけた。ただ、支持者が集まる活動は久方ぶりだった。

 「緊急事態宣言中に今までのようなアプローチはできなかった」と大岡が認めるように、対面での活動は自粛せざるを得ず、支持者回りが思うようにできていない。県内にまん延防止等重点措置や緊急事態宣言が適用された8、9月には、オンライン集会を開く新たな試みも行ったが、「有権者の反応を肌感覚でつかみかねている」という。

 陣営幹部は「相手は地元に張り付いている。しっかりやらないと票を取りこぼす」と懸念する。「実績で活動量の差をどう埋めるか。全く楽観視はしていない」(敬称略)

     ◇

 衆院選(19日公示、31日投開票)が目前に迫り、県内の4小選挙区でも与野党の立候補予定者の顔ぶれが固まった。議席を独占する自民に対し、共闘を掲げる野党側はどう臨むのか。各選挙区の現状を4回に分けて紹介する。

   ◆   ◆

滋賀1区 予想の顔ぶれ

大岡 敏孝   49 自現《3》

斎藤アレックス 36 国新 

日高 千穂   42 N新 

 氏名(敬称略)、年齢(投開票日の10月31日現在)、所属政党、新旧、当選回数。並び順は衆院勢力順。自=自民、国=国民民主、N=NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で。

   ◇   ◇

過去2回の結果

(2017年)

 当84,994 大岡 敏孝 自民

  79,724 嘉田由紀子 無所属

  13,483 小坂 淑子 社民

計178,201(投票率55.95%)

(2014年)

 当78,567 大岡 敏孝 自民

比当69,543 川端 達夫 民主

  21,790 佐藤 耕平 共産

計169,900(投票率54.96%)

      (党派は投開票当時)

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2441854 0 ニュース 2021/10/14 05:00:00 2021/10/14 05:00:00 2021/10/14 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/10/20211013-OYTNI50041-T.jpg?type=thumbnail

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