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草津・西方寺 3台目に子ら装飾

草津市青地町の浄土宗・西方寺に、3台目の「ストリートピアノ」がお目見えした。初のグランドピアノで、滋賀大教育学部の学生や地域の子どもたちが「思わず触りたくなるピアノに」と独自の装飾を施した。
牧哲玄副住職(41)が、墓園駐車場の一角に来訪者や地域住民の憩いの場として小さな建屋「ともいき寺ス(テラス)」を新設。その目玉としてピアノを購入したところ、境内で開く絵画教室の講師らの仲立ちで、滋賀大の藤田昌宏教授と美術教師を目指す学生3人が装飾を担当することになった。
テラス内に差し込む光や夕日が美しいことから、学生らは赤やピンク色を基調にしたデザインを考案。ピアノを納入した高島市の楽器販売会社が独自の技術でシートに印刷し、全体をラッピングした。さらに絵画教室に通う子どもたちがキラキラ輝くアクリルの飾りを貼り付けた。
テラスでコンサートも企画しているという牧副住職は「より開放的な場所で、思う存分ピアノを楽しんでほしい」と話している。問い合わせは同寺(077・564・2277)。