県人口 近畿で唯一増加

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20年国勢調査 141万3610人 伸び率鈍化

JR草津駅周辺など南部は交通の便の良さが人気で、人口が増えている(草津市で)
JR草津駅周辺など南部は交通の便の良さが人気で、人口が増えている(草津市で)

 総務省が2020年の国勢調査の確定値を発表し、県の人口は前回の15年の調査と比べ0・05%増の141万3610人だった。県南部でマンション建設や宅地開発が相次ぎ、京阪地区のベッドタウン化が進んだことなどを背景に、近畿2府4県で唯一、人口が増加した。ただ、湖北・湖西地域では少子高齢化に歯止めがかからず、県全体の増加率は鈍化している。(井戸田崇志)

 県人口は1965年の調査以降、増え続けている。今回の調査では、15歳未満(19万1369人)の割合が13・9%で全国で2番目に高く、平均年齢は4番目に低い45・9歳だった。

 市町別の人口は大津市(34万5070人)が最も多く、草津市(14万3913人)、彦根市(11万3647人)、長浜市(11万3636人)の順だった。

 増加率は草津市(4・86%)がトップで、守山市(4・23%)、栗東市(3・10%)、野洲市(1・25%)、大津市(1・20%)と続き、上位を南部の市が占めた。

 リクルートが2020年12月~21年1月に関西圏の20歳~40歳代を対象に実施した調査では、交通・生活利便性が高いのに周辺の家賃や物件価格が割安な「穴場だと思う駅ランキング」でJR草津駅(草津市)が2位だった。1年前の調査の11位から急上昇し、同社は「若いファミリー層に手が届きやすいという印象が高まっている」と分析している。

 大津市中心部でも大規模マンションの建設が決まっており、今後も子育て世代を中心に南部の人口の増加傾向は続きそうだ。

 一方で、湖北・湖西地域は様相が異なり、高島市(4万6377人)が7・29%減、長浜市と米原市(3万7225人)がいずれも3・86%減となるなど、軒並み減少している。こうした地域の人口減が県全体の増加率を押し下げており、将来的には総人口も減少局面に転じるとみられる。

 三日月知事は2日の県議会本会議で、「都市部からの移住を呼び込み、(既に居住している)県民も含め、滋賀の暮らしやすさを実感してもらうことで定住に結びつけるサイクルを作り出す」と強調。東京・日本橋にある県のアンテナショップ「ここ滋賀」を活用し、移住促進に取り組む考えを示した。

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2566305 0 ニュース 2021/12/03 05:00:00 2021/12/03 05:00:00 2021/12/03 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211202-OYTNI50064-T.jpg?type=thumbnail

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