メモ入力
-最大400文字まで
完了しました

八十八夜の2日、日本最古の茶園と伝わる大津市坂本の日吉茶園(約110平方メートル)で「茶摘祭」が営まれた。茶園を管理する日吉大社の神職ら約50人が、日光を受けてつややかに輝く新芽を摘み取った。
同大社の伝承では、日本茶の歴史は天台宗祖・最澄が805年、唐から茶の実を持ち帰り、坂本に植えたことに始まるという。また、日本茶が初めて登場する文献・日本後紀には、815年に大津を訪れた嵯峨天皇に煎茶が献じられたと記されており、大津は喫茶発祥の地とも考えられている。
茶摘祭には、馬渕直樹宮司(69)や、毎年秋に同大社で献茶している「煎茶道
摘んだ茶は、比叡山延暦寺で最澄の命日(6月4日)に営まれる法要でも供えられる。