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    出雲の四季練り込む

     ◇カカオ豆から手がけるチョコレート職人 西森 亜矢さん36

     山陰で唯一、カカオ豆の輸入からチョコレート製造まで一貫して行う「ビーン・トゥ・バー」と呼ばれる高級板チョコを発売して9か月。カカオ豆と砂糖だけが作り出す味わいが、国内外から人気を呼んでいる。

    • 材料にこだわり、カカオ豆からチョコレートを作る西森さん(出雲市斐川町で)
      材料にこだわり、カカオ豆からチョコレートを作る西森さん(出雲市斐川町で)

     大阪市出身。夫が同市で経営する情報技術(IT)企業が5年前、出雲市斐川町に進出したのを機に移住した。「野菜など食材がおいしく、食生活を大切にするようになった」と言う。

     同じ頃、米国などで人気を呼び始めたビーン・トゥ・バーに巡り合い、奥深い味に感動した。国内で入手できず、独学で製法を習得。2014年5月、夫の会社の経理などをする傍ら、オフィスの一室で作り始めた。

     カカオ豆を焙煎ばいせん後、手で皮をむく。混ぜた材料の結晶を均一に固める作業が難しく、失敗が続いたが、約1年半かけて完成させた。オフィスに開店した「ラ・ショコラトリ・ナナイロ」と、インターネットで発売した当初は、カナダなどからの受注が国内を上回った。

     一度に作れるのはカカオ豆30キロ分。毎月作る新製品は、出雲の四季折々の湿度や温度ならではの味わいを生む。「出雲だからこそ出来たチョコレート。世界中の誰が食べてもおいしい製品を作りたい」。夢は世界へと膨らむ。

     ペルー産カカオと沖縄県小浜島産黒糖を使った商品など1枚25~75グラムで税込み594~2160円。問い合わせは(0853・25・7676)へ。(坂根薫)

    2016年08月01日 05時00分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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