大雪 国道立ち往生

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 ◇渋滞情報 弱い発信力

 ◇少なめ雪予想除雪車も手薄

 今季は県内の山間部に加えて、東部を中心に積雪が続き、松江市では今月8日に観測史上9番目となる49センチの積雪を観測した。国道9号では松江―出雲間が大渋滞となり、約40キロを進むのに9時間かかる事態となった。積雪処理や渋滞対策は適切だったのか。課題を探った。

■今冬多い里雪型

 松江地方気象台によると、今季は平野部に大雪を降らせる「里雪型」の降り方が例年より多いという。松江市では4日にあった28センチの降雪による25センチ程度の積雪が減らないまま、再び大雪に見舞われ、8日は観測史上9番目の深さとなる49センチを記録した。

 今月19日までの雪日数は13日で、すでに平年値の12日を超えた。降雪量の合計も平年の2・7倍の76センチだ。

■混雑の原因

 この積雪で7日夕から8日未明にかけて、国道9号の松江市玉湯町―出雲市斐川町の下り線で、最大約20キロの大渋滞が発生。国土交通省松江国道事務所は、7日午後4時前から通行止めになった山陰道・松江玉造インターチェンジ(IC)―出雲ICから迂回うかいする車に、帰宅ラッシュが加わった上、大型車両の車輪空転が相次いだことが原因とみている。

 同事務所によると、7日は予想降雪量が少なく、除雪用車計21台のうち、現場周辺では融雪剤の散布車両1台しか動いていなかった。渋滞の発生後、7台が加わったが、混雑がひどく思うように除雪作業を進められなかったという。

 また渋滞区間周辺で同事務所が設置する掲示板は、安来市と出雲市多伎町の2か所のみ。当日は両掲示板で宍道湖の北岸の国道431号への迂回を呼び掛け、同事務所のツイッターで渋滞の画像を添えて午後7時前と同11時過ぎの2回、注意喚起した。

 同事務所は「ツイッターの周知もまだできていない。メッセージの出し方やタイミングも含めて、効果的な方法を考えたい」という。

■迂回路設定の難しさ

 松江署は、国道54号との分岐付近で発生した大型トラックの立ち往生に対応する際、署から宍道湖北岸の国道431号で現地へ向かったという。

 同様に渋滞車両を迂回させる方法はなかったのか。同署は迂回路を設定する場合、迂回先の道路の安全確認や交通整理が必要になるが、どの道路の積雪状態も同様であると説明。

 「迂回路の設定により運転手の混乱を招いて渋滞の悪化や、新たな渋滞を起こしかねない。正直、雪の日の迂回路設定は難しい」と話す。

 県道路維持課も通行止め区間をホームページで示したり、同課のツイッターで交通量などを発信したりしたが渋滞を防げなかった。同課は「効果的な情報の出し方を国道事務所などと協議していきたい」としている。

 溝口知事も14日の定例記者会見で、「道路の混雑時には、県民にいち早く情報提供を行うことが必要。今回の事例から勉強して、迅速な避難ができるような方法を考えないといけない」と述べた。

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8301 0 NEWS EYE 2018/02/21 05:00:00 2018/02/21 05:00:00

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