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発足13年目 ホーム一新

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 スサノオマジック なりたち

 県内唯一のプロスポーツチーム、男子プロバスケットボール・B1リーグの島根スサノオマジックが好調だ。発足から13年目を迎える今年は、ホームゲームの演出を一新。親会社・バンダイナムコエンターテインメント(東京都港区)の協力で、生まれ変わったスサマジに注目した。

 ショー仕立て

 10日午後7時の松江市総合体育館アリーナ。「ドーン、ドーン」。滋賀レイクスターズ戦のオープニングで、真っ暗なフロアに次々に火柱が上がった。頭上の「センターハングLEDビジョン」(縦3メートル、横3メートル)にはヤマタノオロチの映像が現れ、オロチ退治伝説を説明する英語のナレーションが流れる。

 スサマジのチームカラーである青色の光線がフロアを照らす中、ノリのよい音楽に合わせて選手が1人ずつ登場。まるでミュージシャンのコンサートを思わせる雰囲気に期待が高まる。

 「いろんな会場を見てきたが、ここは演出がすごい。どこよりもエンターテインメント性を感じる」。1年半ぶりに訪れたという滋賀県野洲市、レイクスターズファンの女性(50)は、前回との違いに驚きの声を上げた。何がどう変わったのだろうか。

 王国 復活の夢

 「今は子育て世代から中高年まで幅広いが当初、観客はバスケットボール経験者の男性が多かった」。スサマジの中村律・代表取締役COO(最高執行責任者)(52)は、振り返る。

 スサマジの発足は、市民活動が始まりだった。1950~60年代、島根は松江工業高校が全国大会で常に上位の成績を残すなど、バスケットボール王国だったという。

 2005年に日本初のプロバスケットボールリーグ「bjリーグ」が発足したのに触発され、バスケットボール経験者約40人が07年、「島根県プロ・バスケットボールチーム設立検討・有志の会」を設立。バスケで地域を盛り上げようと動き始めた。bjリーグへの加入も試みたが、運営資金不足や法人化されていなかったことから認められなかった。

 その後、「島根スポーツ振興会」を発足し、会員らが企業への協力要請を続けて、09年に再度、申請。経済団体も巻き込んで同年、ようやく加入にこぎ着けた。チームが初参戦した10~11年シーズンには、ファンクラブ会員が8000人を超えるなど、県民に浸透し始める。

 16年、プロバスケットボールリーグ・Bリーグが開幕。国際バスケットボール連盟(FIBA)がこれまで続いてきた実業団主体のナショナル・バスケットボール・リーグ(NBL)とbjリーグの併存解消を求めたのがきっかけだった。

 スサマジは1部リーグ(B1)に加入できず、2部(B2)でスタート。「1年で上がってやる。B1にいくんだという思いが強かった」と中村COO。51勝9敗で西地区を制し、17年、B1昇格を果たす。

 次のステージ

 チームがB1にとどまるには、実力だけでなく、運営面での課題解決も必要だった。19年にはバンダイナムコエンターテインメントが経営権を取得。債務超過だった財政面も安定し、練習環境や遠征先の宿泊環境の整備などが進んだ。

 昨年10月に開幕した今シーズンから、松江市総合体育館には様々な仕掛けが登場。ゴールの後ろには、バンダイナムコの人気ゲームキャラクター「パックマン」をまつり、ファンが勝利を祈願する「スサマジ神社」がお目見えしたほか、巨大なチームユニホームも飾られ、ゲームを盛り上げている。

 「東京や大阪にいかなくても非日常を味わえるよう、日本一の演出を目指したい。この場所でプレーしたいと願う子どもが増えてほしい」と中村COO。バスケの聖地を目指し、新たな一歩を踏み出した。

 ニュースをわかりやすく伝える「NEWニューもん@島根」。2月は「島根スサノオマジック」をテーマに掲載します。

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1855378 0 New門@島根 2021/02/20 05:00:00 2021/02/25 21:09:45 2021/02/25 21:09:45 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210219-OYTAI50025-T.jpg?type=thumbnail

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