寮入れない吉賀高生支援 定員超見通し

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定員を超える入所希望が見込まれるサクラマス交流センター(吉賀町で)
定員を超える入所希望が見込まれるサクラマス交流センター(吉賀町で)

町、下宿紹介や補助

休日にカフェや農作業を体験 料理はおばあちゃんの手作り

 

 吉賀町外から入学した県立吉賀高校(吉賀町)の生徒を受け入れている町営寮「サクラマス交流センター」(定員32人)の入所希望者が2019年度、定員を超える見通しが高くなった。町は新年度、入所できない生徒のために下宿先を紹介し、下宿費を補助する制度をスタートさせる。すでに5件の登録があり、中には農作業体験やアウトドアライフを楽しめるものもある。町は「町の魅力を伝える一つにしたい」としている。(立山光一郎)

 町は高校の魅力化の一環として、トイレ、ユニットバス付きの個室を備えた寮(月額3万3000円、光熱水費を除く)を整備し、17年度から生徒を受け入れている。対象は、1学年の入学定員40人に対して設定されている県外枠の8人と、通学が困難な県内生徒で、32人の定員で対応できるとみていた。

 ところが、寮が整備されたこともあり、益田市など通学が困難な県内の生徒の入学が増加。町が推計したところ、寮に入所できない生徒が19年度は10人、20年度は1人、21年度は3人となった。

 そこで新たな受け入れ先として町内の家庭などに、家賃・食費6万~7万円程度で、部屋や朝夕の食事を提供できる下宿先を昨年9月から募集した。

 これまで、一般家庭や宿泊施設などから5件の応募があった。各下宿は、休日にはまき割りやカフェの手伝いが体験できる▽農作業の手伝いができる▽料理はおばあちゃんの手作り▽アウトドア好きな家族で釣り、キャンプなどを一緒に楽しめる――などと寮とは違う魅力を訴えている。

 補助制度は、定員超えで寮に入所できなかった下宿生と、寮生の負担格差を減らすため、毎月の下宿費のうちおおむね4万5000円を超える分について、上限を定めて町が補助する方向で検討を進めている。

◇「しまね留学」PR効果 県外生急増、自治体が寮整備

 県教育委員会によると、県外から県立高校へ入学した生徒数は2010年度は54人だったが、「しまね留学」のPRを強化してから急増し、18年度は179人にまで増えた。

 各校は、自宅から通学できない生徒のために学校の寮で受け入れたり、自治体が寮を整備したりしている。

 全校生徒約240人の3分の1が県外出身という島根中央高校(川本町)には、高校の寮に加え、町営寮「町学習交流センター」がある。生徒のほぼ半数が寮で暮らしており、19年度には新たに、女子生徒が生活する施設も建設予定だ。

 町は高校存続のため寮などを整備したほか、県外生の受験時には身元引受人を確保、インフルエンザにかかった場合などに生徒を引き受けるボランティア家庭を用意するほか、PTAの会合は東京や大阪でも開く。

 寮がない浜田商業高校や女子寮がない浜田水産高校のある浜田市は、下宿費のうち4万5000円(月額)を超える額を2万円を上限に保護者に補助している。だが、生徒1人が下宿している浜田商業高校は「下宿先募集に応じてくれる家は少ない」としている。

418902 0 ニュース 2019/02/02 05:00:00 2019/02/02 05:00:00 2019/02/02 05:00:00 定員を超える入所希望が見込まれているサクラマス交流センター(吉賀町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190201-OYTNI50051-T.jpg?type=thumbnail

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