農業したい外国人支援

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出雲市在住 新年度から

モデル農園確保や指導

 出雲市は新年度から、農業に関心がある市内の外国人住民に、就農体験をしてもらったり、受け入れを希望する経営者らを紹介したりする「農業やりたい外国人支援事業」を始める。高齢化などで担い手が不足している農業分野での人材育成につながることを期待している。市は開会中の市議会3月定例会に、関係事業費500万円を計上している。(佐藤祐理)

 市農業振興課によると、市内では農家の高齢化が進んでおり、後継者や作業員の確保が難しくなっている。市農業委員会の農地台帳システムでは2016年現在、市内の農地のうち、3・1%にあたる315ヘクタールが耕作放棄地だった。

 一方、外国人住民は年々増加していることから、農業従事を希望する外国人にノウハウを学んでもらい、働き手を求める農業法人などを紹介することにした。

 まずは、農家や各種団体に協力してもらいながら、外国人向けのモデル農園を3か所程度確保する。市在住の外国人のうち、最多のブラジル人が多く暮らす地域の近くで、農地を探す考えだ。希望する外国人は、指導者から助言を受けながら野菜を栽培したり、農作業を体験したりする。また、収穫祭を開いて、地元の住民と交流し、理解を深めてもらう。

 体験を就農につなげるため、市は農協や外国人支援団体などと連携し、連絡会議を開く。市役所内の農業支援センターには相談窓口を設け、関係団体との調整や就農希望の相談などにあたる。また、外国人の就農体験受け入れや、雇用確保を希望する農業経営者に登録してもらい、就農希望者とのマッチングを図る。

 今後、外国人住民にアンケートを行って、農業への関心の度合いなどを把握する予定。栽培したい作物のほか、農業に携わる場合、手伝い程度なのか、自身で農業をしたいのかなどを探った上で、様々な希望を持つ外国人に対応できるようにする。

 農地を確保し、地域住民の理解が得られれば、順次受け入れを始める。市農林水産部の曽田收次長は「将来的に農業に従事する外国人が増え、休眠中の平野部の農地を利用したり、高齢農家の作業を手伝ったりする人が現れてくれればうれしい」と話している。

477167 1 ニュース 2019/03/08 05:00:00 2019/03/08 05:00:00 2019/03/08 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/03/20190307-OYTNI50024-T.jpg?type=thumbnail

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