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戦中の児童画 関係者捜す

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戦時中に子どもたちが描いたとみられる絵を見つけた中村さん(松江市で)
戦時中に子どもたちが描いたとみられる絵を見つけた中村さん(松江市で)

時代の雰囲気を映し出す絵
時代の雰囲気を映し出す絵

 松江の中村さん 蔵で発見

 戦闘機の活躍 本土空襲前の作品か

 松江市内の民家から戦時中に児童が描いたとみられる絵が多数見つかった。中には描いた本人とみられる記名もあり、発見した家主の中村順一さん(81)は「知っている名前があればぜひ教えてほしい」と、作者や親族ら関係者を捜している。(阪悠樹)

 保管されていたのは、中村さん方の蔵。10年ほど前に整理をしていたところ、茶色く変色した約15枚の絵を見つけた。鉛筆や絵の具などを使って描かれていたのは、日章旗を振る人や空を駆ける戦闘機、雄々しく戦う軍人たちだった。

 当初は不思議に思ったが、県内の学校で図工の教師をしていたおじの存在を思い出した。戦時中にも子どもたちに絵を教えており、当時、この家で生活。子どもらが戦争に対して抱いたイメージが生々しく伝わる作品の数々で、中村さんは「おじはきっと捨てるに捨てられなかったのだろう」と推察する。

 戦争に関する資料の収集、保存を行う国立博物館「昭和館」(東京)の林美和学芸員が絵を確認。日中戦争(1937~45年)を機に政府が様々なキャンペーンなどで国民の士気高揚を図った「国民精神総動員運動」の頃に描かれた可能性が高いといい、「おそらく戦争や軍にまつわる何らかのテーマが課されたコンクールなどに向けて制作されたもの」とみる。

 また、敵機を落とすなど日本の戦闘機の活躍が描かれていることなどから、「敗戦を意識させる様子はなく、前向きな内容の作品が多い。本土空襲を受ける前のものだろう」と分析した。

 中村さんは、一時は捨てることも考えたが、亡くなったおじが残したもの。少しでも持ち主に返そうと、地域をよく知る地元の公民館に協力を依頼すると、関係者が見つかりだした。地元紙に活動が取り上げられたこともあり、約半数の作品が遺族らの手に渡った。

 しかし、関係者捜しは容易ではなく行き詰まるように。今7枚が手元に残っており、中村さんは「できれば全ての絵を、持つべき人の元に返したい」と切実に願っている。

 連絡先は中村さん(0852・34・1079)。絵に付された人名のうち、読み取れたものは次の通り。

 ▽松本喬(松江 雑賀)▽田和周(同)▽田久和フサ子(津田)▽福田進(松江・白潟)▽陰山吉枝(松江、内中原)

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1760911 0 ニュース 2021/01/11 05:00:00 2021/01/11 05:00:00 2021/01/11 05:00:00 自宅の蔵から戦時中の子どもが描いたとみられる絵を見つけた中村さん。(松江市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210110-OYTNI50013-T.jpg?type=thumbnail

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