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島根発 ねっこのお土産

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猫用の土産品を前に夢を語る平野社長(左)と安達さん(松江市で)
猫用の土産品を前に夢を語る平野社長(左)と安達さん(松江市で)

エテカレイのねっこまんまを食べる猫=ポプリ提供
エテカレイのねっこまんまを食べる猫=ポプリ提供

 松江のペット用品販売会社

 高級ニャ 干物や勾玉首輪

 ペット用品販売「ポプリ」(松江市西川津町)が開発した猫専用の土産品ブランド「ねっこ」が、猫愛好家に注目されている。尾頭付きのノドグロ(アカムツ)の干物を真空パックした「ねっこまんま」など、島根らしさと高級志向が売りで、平野耕一路社長(44)は「島根が猫に優しい土地だとアピールしたい」と話している。(阪悠樹)

 開発したのは、山陰沖でとれたレンコダイ、エテカレイなどを1匹丸ごと高温高圧調理で仕上げた真空パック「ねっこまんま」(税込み660~990円)のほか、美郷町産の天然マタタビを使った「ねっこのまたたび」(同600円)、勾玉まがたまのチャームや首輪「ねっこ玉」(同900~1900円)など。

 製造はいずれも県内メーカーに依頼。各社が持つ人間用の商品作りの技術を生かし、従来のキャットフードなどとはひと味違う品質を追求した。

 ご当地ならではの品で、高品質を目指すのには理由がある。

 兵庫県芦屋市出身の平野社長は2015年、妻の実家がある島根に移住。訪問介護サービス業を行う同社を設立し、事業は順調だったが、松江市で暮らすうち、都会にはない豊かな海や川のすばらしさに気づき始めた。「介護事業はどこででもできる。もっと島根らしさを生かしたビジネスで勝負できないか」と思うようになった。

 そこでひらめいたのが、「猫専用の島根土産を作る」というアイデアだ。県の観光キャラクターは「しまねっこ」で「しまね+ネコ」。自身も猫を飼っており、「全国に猫好きは多い。島根=猫文化のイメージは旅行客に受け入れられやすいかもしれない。島根を猫好きが満足できる旅行先にしてはどうだろうか」と考えた。

 数年の構想期間を経て、昨年8月には介護事業を終了。義妹でデザイナーの安達裕香さん(32)と2人で、「ねっこ」ブランドの開発に着手した。

 平野社長は、自宅に猫を残して出かけることに罪悪感を持つ飼い主もいると分析。「土産があれば猫は喜び、飼い主は旅行を気持ちよく終えられる。猫を家族の一員と考える人も多いことから、人間用と同程度の品質の良さにこだわった」と話している。

 昨年11月下旬には松江市内で、試験販売を実施。けげんな顔で足を止めた人に、平野社長が商品開発の経緯や思いを説明すると、「猫ビジネスもここまできたか」「島根すごいな」と驚かれたという。猫を飼う人の約半数が購入したことから、平野社長は「需要はある」と手応えを感じている。

 先月4日には同市西川津町の事務所に販売コーナーを開設。今後は、県内の道の駅や土産品店での販売を目指し、出張販売などを行う考えだ。平野社長は「ねっこをモデルに、将来、全国にご当地の猫土産ができれば面白い」と夢を語る。

 商品は、同社のオンラインショップでも購入できる。

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1821028 0 ニュース 2021/02/05 05:00:00 2021/02/05 05:00:00 2021/02/05 05:00:00 猫用の土産品を開発、販売する平野社長(左)とデザイナーの安達さん(松江市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210204-OYTNI50012-T.jpg?type=thumbnail

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