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未成線 地域活性の柱に

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コンクリート製の「4連アーチ橋」。奥にはトンネルも見える(浜田市で)
コンクリート製の「4連アーチ橋」。奥にはトンネルも見える(浜田市で)

有福第三トンネルと橋脚(浜田市で)
有福第三トンネルと橋脚(浜田市で)

 浜田で11月サミット

 今福線沿線ツアーも

 住民の足や物流網として計画されながら、開通しなかった鉄道路線「未成線」の残る地域が集う「全国未成線サミット」が、11月に浜田市で開かれる。市内には戦前、戦後の2度にわたり着工されたが、未完成に終わった「広浜鉄道今福線」の遺構がある。関係者たちが交流を深め、地域活性化へのヒントなどを探る。(佐藤祐理)

 今福線は1933年、広島県と同市を結ぶ広浜鉄道の島根側のルートとして、下府―石見今福駅(全長約15キロ)で着工。完成間近だったが、40年に戦争の影響で工事は中止された。戦後、それまでの路線とは別の「今福線新線」(全長約54キロ)が、浜田駅を起点に計画されたが、国鉄の赤字などで工事は再び頓挫したという。

 両沿線には今、川の水の抵抗を減らすために円柱状にした「橋脚群」や、工事中止を嘆くオロチの泣き声が聞こえるとされる「おろち泣き橋」などの遺構が残る。鉄不足の時代を象徴する「4連アーチ橋」などは2008年、コンクリートアーチ橋群として、土木学会から選奨土木遺産にも認定された。

 3回目となる今回のサミットは奈良県五條市(五新線)や静岡県浜松市(佐久間線)、山口県岩国市(岩日北線)といった未成線がある7地域のほか、三江線など廃線になった地域の関係者ら計約200人の参加を予定。11月13、14両日の2日間にわたって開かれ、各地域の活動事例の発表やパネルディスカッションなどのほか、参加者らが今福線の沿線を巡るツアーも行われる。

 サミットの開催に向け、昨年12月には、市や遺構がある地域の自治会などは「全国未成線サミットin浜田実行委員会」を結成。実行委副会長に選ばれた、田邨一男・今福地区まちづくり推進委員会会長(79)は「地域の高齢化が進む中、にぎわいの創出が重要。未成線に関心を持つ人の話やアイデアを参考にしながら、住民自身も楽しみ、地域を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 遺構は道路沿いなどから見学でき、ファンも多いことから、浜田市はガイドマップを作成。事務局を務める市観光交流課も「全国の団体と交流しながら、関係人口を増やしたい」としている。

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1831573 0 ニュース 2021/02/10 05:00:00 2021/02/10 05:00:00 2021/02/10 05:00:00 コンクリート製の4連アーチ橋。奥にはトンネルも見える(浜田市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210209-OYTNI50003-T.jpg?type=thumbnail

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