<東日本大震災10年>避難世帯へ情報マップ
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支援や相談窓口
11日で発生から10年となる東日本大震災の避難者らに役立ててもらおうと、出雲市総合ボランティアセンターと、広島県への避難者でつくる「ひろしま避難者の会アスチカ」が、島根県内の相談窓口や支援団体の連絡先をまとめた情報マップを作成した。県によると2月末現在、32世帯52人の県内避難者がおり、県を通じて対象世帯に配布する。
情報マップはA1判。アスチカが昨年企画し、県内の情報収集などの協力依頼を受けた同センター運営委員会が、避難者らのニーズに沿った情報を集めるなどして計300部を製作した。
マップには、こころや行政、暮らし、難病などさまざまな悩みに対応する窓口を収録したほか、県内で活動するNPO法人やボランティア団体の連絡先なども盛り込んだ。また、災害時の持ち出し用バッグに入れておく物品のリストや、避難経路を書き込めるメモ欄なども設けた。
同センターの岸幹人運営委員長(58)は「支えてくれる人や場所があると分かるだけで、安心できることもある。マップを活用し、気軽に相談してもらいたい」と話していた。