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美肌効果あり 医師が評価・・・美又温泉 集客へPR

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医学的な評価を得たボトル入り温泉水に期待する横田組合長(浜田市で)
医学的な評価を得たボトル入り温泉水に期待する横田組合長(浜田市で)

 水入りボトルや冊子

 とろっとろの湯で知られる美又温泉(浜田市金城町)は、肌荒れやアトピー性皮膚炎への効果について、医学的な評価を初めて得た。専門家から使用方法や入浴法の指導を受け、ボトル入り温泉水も開発し、説明書や冊子を添えて県内外の旅行会社にもPR。肌の悩みを抱える若者や家族連れをターゲットに新たな客層の掘り起こしを目指している。(佐藤祐理)

 同温泉には、アトピーなど肌の悩みを抱える人が多く訪れ、温泉の宿主らに「乾燥肌がよくなった」「体が楽になった」といった声が寄せられていた。また、一部の温泉ファンからは「誰にも教えたくない温泉」「泉質日本一」と親しまれるが、これまでは専門家による客観的な評価がなかったため、「肌にいい」などと入浴効果を前面に出したPRをできずにいた。

 一方、県も泉質の良い温泉の多さに着目した「美肌観光」に注力する中、他との差別化も課題。利用客も中高年が多く、若者にあまり知られていないという。ただ山口東京理科大(山口県)の報告書によると、美又温泉は美肌や保湿効果があるメタケイ酸を多く含み、アルカリ性でpH(水素イオン指数)も高いため、肌再生によいとされる。

 そこで、同温泉は「観光のついでに寄る温泉」ではなく、「肌の悩みがある人が行きたくなる温泉」として、磨きをかけることに。石央商工会が主体になり、「奇跡の湯」と呼ばれ、アトピーや乾癬かんせんなどの人が訪れる豊富温泉(北海道)の研究に関わっていた「日本温泉気候物理医学会」(東京)に協力を要請した。

 今年初めには、学会が認定する温泉療法専門医、広島逓信病院(広島市)の保崎泰弘副院長が美又温泉を調査。この結果、温泉成分に「メタケイ酸が浴後に皮膚表面を覆い、皮膚からの蒸発を抑えることで保湿効果が得られる」「皮膚の乾燥が軽減され、冬季の掻痒そうよう感が和らげられる」などの評価が得られた。

 また、同温泉の各宿に供給される泉源で詰めたボトル入り温泉水を考案。手軽に泉質を体験してもらえるように保崎副院長の指導を受け、説明書も作成した。スプレーで吹きかけて使う方法では、「抗生物質などを含まず安全」「肌荒れやニキビ、アトピー性皮膚炎に効果があれば続けてみるのもよい」としている。

 医学的な評価を得て、温泉旅館組合などは、コロナ禍で打撃を受ける温泉地の活性化につなげようと、旅行会社約160社にボトル入り温泉水や入浴効果をPRする冊子を送った。

 また、今月24、25日に開く「美肌まつりinみまた」に合わせ、ボトル入り温泉水の販売もスタート。1本税込み500円で、行事終了後も、組合に加盟する旅館やホテル計7施設で販売していくという。

 横田雪生組合長は「調査結果を生かし、まずは県東部や近隣県からの誘客に力を入れたい」と話し、ボトル入り温泉水については、「土産として近所や肌の悩みがある人に配ってもらい、泉質を体感してほしい」と期待を寄せる。

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1966223 0 ニュース 2021/04/07 05:00:00 2021/04/07 05:00:00 2021/04/07 05:00:00 美又温泉の温泉水が入ったペットボトルを紹介する横田組合長(浜田市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210406-OYTNI50020-T.jpg?type=thumbnail

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