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接種率向上へ自治体奮闘

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 高齢者1回目 9市町村で半数超

 「打ち手」慣れ 速度アップ

 65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン接種が、県内でも進んでいる。高齢化率が全国トップクラスの県では、感染抑制の大きな鍵を握る局面だ。「打ち手」となるかかりつけ医らの負担を考慮しつつ、各自治体が接種率の向上を目指している。

 県内での高齢者向け接種は、市部では江津や松江などで5月上旬から始まり、1か月が経過。同月中には各地で接種がスタートし、地域医療の状況などに応じて、市町村が集団、個別の体制で接種を進めている。

 読売新聞が今月8、9両日に県内19市町村に聞き取ったところ、西ノ島町や知夫村では1回目の接種率が9割以上に達し、津和野町が70・8%、邑南町は70・4%など9市町村で半数を超えた。一方、接種が今月から本格化する益田市が7・1%で最も低く、雲南市の15・9%、安来市の16・2%の順に低かった。

 県内の対象高齢者は約24万人。19市町村の接種率から算出した県全体の接種率は1回目が29・0%、2回目は4・0%となった。

 一方、接種率アップの大きな課題は、接種を担う医療現場の負担軽減だという。

 松江市の担当者は「長期にわたる継続事業であり、現場の負担減は必須だ」とする。市によると、休日の集団接種は、平日も開業する診療所の医師の力を借りている。また個別接種を行う医療機関も、接種は通常業務と並行で実施。ワクチンの廃棄を防ぐ必要がある接種作業は繊細で、「人員だけではなく、精神的なプレッシャーも重荷となっている」と推察する。

 今月2日から個別接種に乗り出した同市の「津森医院」では、通常診療を行いながら、1日に12~24人に接種を実施。打つ時間はわずか数秒だが、ワクチンの希釈作業のほか、経過観察の時間確保など、診療態勢の見直しも生じている。

 津森洋院長(49)は、「初めは接種を受ける方も、打つ方も慣れないことで不安があった」と振り返る。一方、「慣れることで接種枠を増やせるようになった。今後、一気に接種スピードが上がってくるだろう」と手応えを語る。

 接種率向上を目指し、各自治体は工夫も凝らす。1回目が5割を超えた江津市では、市内の全医療機関が個別接種に協力。3割超となった浜田市は、個別接種を軸にしつつ、7月に集団接種も導入する予定だ。また2割弱の安来市では、接種に向かう高齢者に用意した無料タクシーチケットが浸透してきたという。

 国の統計では、県内の医師数は2018年末現在、2050人。接種は内科医を中心とする医療従事者が担っており、県は「今後出てくる数字もグンと上がってくるだろう」と見込む。

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2116021 0 ニュース 2021/06/11 05:00:00 2021/06/11 05:00:00 2021/06/11 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210610-OYTNI50007-T.jpg?type=thumbnail

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