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<県警初 松江に誕生>夫婦駐在所 家庭と両立

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駐在所前に立つ新田遼平巡査部長(左)と桂子巡査長(松江市で)
駐在所前に立つ新田遼平巡査部長(左)と桂子巡査長(松江市で)

 性別問わず相談 強み

 警察官同士の夫婦2人が同じ駐在所に勤務する「夫婦めおと駐在所」が5月、県警で初めて誕生した。松江署八雲駐在所の巡査部長、新田しんた遼平さん(31)と巡査長の桂子さん(26)の2人で、仕事と家庭のワーク・ライフ・バランスを考慮した取り組みだ。家事や育児をこなしながら、駐在所管内の約2600世帯を2人で担当していく。(玉田響子)

 今月4日。新田さん夫妻は、松江市八雲町の「ひよし保育園」に出向き、3~5歳の30人が参加する交通安全教室を開いた。少し緊張した面持ちの園児らの前に、2人は笑顔で登場。生で見る制服の警察官に園児たちの視線も集中した。

 2人は「赤ずきんちゃん」をモチーフにした啓発アニメで緊張をほぐすと、紙芝居を上演。「走らない」「遊ばない」「飛び出さない」の頭文字をとった「はあと」を、「横断歩道での約束です」と示し、園児らは早速、横断歩道を模したシートの上を歩いて学びを実践していた。同園の担当者は「来園してくれることで、警察官が保護者や子どもにとって身近な存在になっている」と語った。

 遼平さんは長野県で4年間、警察官として勤務後、実家のある県内にUターン。2017年に益田署地域課に配属された際、桂子さんと知り合い、18年11月に結婚した。現在、2歳と0歳の娘がおり、2人は家事や子育てを分担して、職務に向き合っていくという。

 夫婦が同じ職場に勤務することについて、遼平さんは「少し不安。職場でけんかしても、家庭に持ち込まないようにしたい」。桂子さんは「気兼ねなく休める。でも、呼び方には気を付けないと」と互いに気遣う。

 松江署の服部浩地域官は「刑事課の経験もある2人なので、初動対応がスムーズ。性別を問わず相談に乗れる強みを生かしてほしい」と期待を寄せている。

 県警によると、夫婦駐在所は全国に17か所あり、県警はこれまでも、警察官夫婦を近くの署に配属するなどの配慮を実施してきたという。県警幹部も「今回の事例をみて今後、夫婦駐在所を増やしていくか検討したい」としている。

 県内の女性警察官は4月1日現在、143人で全体の9・5%を占め、24年4月までに10%を目指す。桂子さんは「女性警察官がいることで、性犯罪などの打ち明けにくい相談がしやすくなる。この機会に、母親でも警察官になれるとも知ってほしい」と話す。

 2人は今後、駐在所の担当地域を1軒ずつ訪ね歩く「巡回連絡」を行い、住民との交流を深めながら、犯罪の未然防止や啓発などを担っていく。遼平さんは「夫婦駐在所は覚えてもらいやすい。広報を積極的に行い、事件や事故のない地域になるよう活動していきたい」と意気込む。

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2118310 0 ニュース 2021/06/12 05:00:00 2021/06/12 05:00:00 2021/06/12 05:00:00 新田遼平巡査部長(左)と桂子巡査長(右)(松江市八雲町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210611-OYTNI50016-T.jpg?type=thumbnail

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