異国給食 召し上がれ

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 県内の教育現場で食を通じた異文化理解の動きが広がっている。生きる上で大切な食を通し、子どもたちに、互いの文化を尊重する多文化共生への理解を育んでもらう狙いがある。(佐藤祐理、中村申平)

インドネシア・バリ島
インドネシア・バリ島

文化や歴史を体感 美郷

 インドネシア・バリ島マス村と友好協定を締結する美郷町では、9日、全小中学校の給食に現地の料理がお目見え。イ・ワヤン・グデ・ダルマユダ村長が動画で料理を紹介し、子どもたちが未知の味を堪能した。

 両町村は30年以上の交流があり、子どもたちにバリの文化を知ってもらおうと町教育委員会が企画。学校給食センターの調理員らが昨年末から、バリから移住した地域おこし協力隊、田中紗江さん(41)と準備してきた。

 焼き飯「ナシゴレン」と豚肉の串焼き「サテバビ」、大豆の発酵食品「テンペマニス」、揚げバナナ「ピサンゴレン」の4品。子どもでも食べられるよう辛みを抑え、アレルギーに配慮しながら再現した。

 ダルマユダ村長は動画で「めっちゃおいしい」と料理を紹介し、「日本と違う文化や歴史を持つ世界の国々を、食べることを通して体感してほしい」とメッセージを寄せた。

ブラジル
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地産地消にも貢献 出雲

 出雲市では一部の小中学校や幼稚園の給食で、キャッサバ芋が入ったブラジルの家庭料理「ドブラジーニャ」が提供される予定だ。

 キャッサバ芋はブラジルの主食で、ビタミンCと食物繊維を多く含む。市内では約3600人のブラジル人が暮らし、NPO法人「ブラジル・サポートセンター」が「地元で生産したキャッサバ芋を使ってほしい」と市に要望していた。

 ドブラジーニャは、豆入りのトマトスープ。市は2年前から給食で提供しており、要望を受けてキャッサバ芋を追加することにした。栄養士らはブラジル出身の市国際交流員に話を聞くなどし、日本人向けに味付けを工夫。キャッサバ芋は食べやすいサイズにカットする予定で、粘り気のある食感が楽しめるという。

 当初は1月下旬に提供される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小中高の部分休校でいったん中止に。今後は感染状況をみながら、3月以降に提供する予定という。

 市学校給食課の石橋健治課長は「地産地消にもつながり、今後もできる限りキャッサバ芋を使っていきたい」と話している。

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