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松江、8日まで 11か所に出前投票所
10日投開票の参院選で、自宅から投票所までの距離が遠い有権者を対象にした松江市選挙管理委員会の「出前期日前投票所」が5日始まり、同市島根町の住民らが利用した。8日までに島根町、美保関町内計11か所に設置される。
同選管は「平成の大合併」で投票所が減少した代替措置として、2012年の衆院選から出前期日前投票所の取り組みをスタート。市職員が各地区へ投票箱を運び、集会所や公民館などで投票所を設営している。
同市島根町多古地区の集会所では、5日午前10時から2時間限定で投票所が開設され、有権者が投票していた。地元の女性(83)は「最寄りの投票所はバスを利用しないと行けない。とてもありがたい」と話していた。
県選管などによると、県内では松江市のほか、浜田市が16年参院選から、投票箱を積んだ車内で投票できる「移動期日前投票所」の運用をスタート。今回の参院選でも6、7日に実施する予定だ。
鳥取県でも、北栄町が選挙期間中の3日間、町内9か所の公民館で、2時間ほど開設する期日前投票所を設置した。投票機会の確保を目的に15年の統一地方選から導入している。町職員らが1日3か所を回っており、住民の投票手段として定着しているという。