台風19号 牧之原で1人死亡 不明1人

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高波で横倒しになった漁船(14日午前10時、南伊豆町で)
高波で横倒しになった漁船(14日午前10時、南伊豆町で)
行方不明になった男性を捜索する自衛隊員(午前10時14分、御殿場市中山で)
行方不明になった男性を捜索する自衛隊員(午前10時14分、御殿場市中山で)

 台風19号による県内の被害で、15日までに牧之原市で男性1人が死亡したことが確認された。これにより15日午後1時現在の人的被害は、死者1人、行方不明1人、重軽傷8人となった。住宅被害も静岡市や函南町での全壊計3棟をはじめ、県内全域で発生していたことが県の集計で判明した。

 死亡した男性は13日午前8時頃、牧之原市男神の田んぼにとまっていた軽トラックの車内で見つかった。前日の夜は台風の影響で田んぼの一帯が冠水しており、男性や車内に水につかったような跡があった。牧之原市などによると、通常は付近に水がないことや、水死とされたことから、台風による死者と判断したという。

 御殿場市では、12日に40歳代の男性が用水路に転落して行方不明になった。15日は自衛隊員や消防など約60人が現場の用水路が合流する支流や狩野川、沼津市の河口までを捜索したが、男性は見つからず、16日も引き続き捜す。捜索に加わっている自衛隊員(25)は、「なるべく早く家族に会わせてあげたい」と話した。

 河川の氾濫などによる住宅への被害の概要も判明してきた。15日午後1時時点で、県内全体では全壊3棟、一部損壊71棟、床上浸水841棟、床下浸水1548棟だった。被害の大きかった自治体では、函南町が全壊2棟、一部損壊25棟となり、床下・床上浸水は計322棟あった。伊豆の国市は一部損壊が5棟で、床下・床上浸水は計507棟に達した。

 県は14日、伊豆の国市と函南町に対する災害救助法の適用を決めた。同法の県内市町への適用は、同じく台風で住宅などに大きな被害があった2004年の伊東市以来となる。

 同法は全壊などの被害を受けた世帯数が、自治体の人口に応じた一定数を超えた場合に適用され、今回は両市町で基準を満たした。国と県が避難所の設置や住宅の修理などにかかった費用を負担することになり、市町は他の復旧事業に財源を充てることができる。

 被害の集計が遅れた自治体もあった。沼津市は大平地区の大規模な浸水被害が報じられていたが、14日夜の県集計の段階で、床下浸水が2件と報告していた。他の台風対策などを優先して大平地区での被害調査を連休明けに予定していたからだという。同市危機管理課の幹部は、「被害調査を後回しにしたのは事実。被害数の見込みも見誤った」と話している。

 東京電力パワーグリッドによると、最大約4万6000軒あった停電は15日午後7時時点で、約300軒に減った。富士川以西の中部電力管内は14日午前0時にすべて解消した。

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846308 0 ニュース 2019/10/16 05:00:00 2019/10/16 05:00:00 2019/10/16 05:00:00 高波で横倒しになった漁船(14日午前10時20分、南伊豆町下流で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191015-OYTNI50001-T.jpg?type=thumbnail

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