「五輪延期見据えて準備」 関係者ら心境複雑

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 国際オリンピック委員会(IOC)が22日、新型コロナウイルスの感染拡大のため、東京五輪・パラリンピックの延期を検討すると発表し、安倍首相も23日に延期を容認する考えを示した。自転車競技の会場になる県内は本番に向けムードが盛り上がっていただけに、関係者らの間に波紋が広がった。

 県内は伊豆市の伊豆ベロドロームや周辺がトラックとマウンテンバイクの競技場に、小山町の富士スピードウェイ(FSW)がロードレースのゴールになる。FSWが立地する小山町の担当者は「今の段階ではコメントできない」とした。選手村を受け入れるラフォーレリゾート修善寺の運営会社も「現時点でのコメントは差し控える」と、慎重な姿勢を示した。

 伊豆市は自転車のイベントを通じてムードを盛り上げてきたが、延期されればイベント内容の練り直しも必要となる。市東京オリンピック・パラリンピック推進課の森島哲男課長は「どうやってムードを維持すればいいのか。中止は市民の落胆も大きいため、避けてもらいたい」と強調した。

 ロードレースのコースの一部がある裾野市では23日午前、委託業者が市役所に「TOKYO2020」と書かれた旗を取り付けていた。オリンピック・パラリンピック推進室の山口直樹室長は「延期を見据えた対応も考えながら、できることは粛々と準備を進めていく」と話した。

 御殿場市は7月22日から8月2日に、空手のイタリア代表チームが合宿する予定になっている。市が関係者に問い合わせたところ現地で感染拡大が深刻になり、選手は自宅で練習をしているという。市の担当者は「ウイルスの心配もなく五輪を楽しんでもらうには、大会組織委の判断を受け入れるしかない」と話した。

 聖火リレーの県内最終ゴール地点で、スペイン空手チームの事前合宿地となる富士宮市の担当者は「延期になっても最後まで責任を持ってやる」とする。一方で、「とにかく動くに動けない状態なので、早く決めてほしい」と本音も漏らした。

 選手らと交流を図る内閣府の「共生社会ホストタウン」に認定された浜松市は、ブラジル選手団の事前合宿地だ。担当者は、「いつに延期されるかによって練習会場や宿泊先、移動手段のバスやタクシーを確保できない可能性もある。不安だ」と心境を明かした。

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