五輪延期「目標は同じ」 新型コロナ 選手ら前向き成長誓う

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インタビューに答える小川選手(25日午後、磐田市の大久保グラウンドで)
インタビューに答える小川選手(25日午後、磐田市の大久保グラウンドで)

 新型コロナウイルスのパンデミック(感染の世界的大流行)による東京五輪の延期決定から一夜明けた25日、中止という最悪の事態が避けられたことで、日本代表入りを目指す選手たちからは前向きな声が相次いだ。県内は自転車競技の会場ということもあり、午前から関連自治体は対応に追われた。

 ■選手

 サッカー男子の日本代表は「23歳以下」という年齢制限があり、オーバーエージ枠3人を除く現在の出場資格は「1997年1月1日以降に生まれた選手」となっている。1年延期された場合はこれが「98年」になる可能性がある。

 代表入りが期待されるJ2・ジュビロ磐田の小川航基選手(22)は97年8月生まれだ。多くの報道陣が集まった25日午前、約2時間の全体練習の後に取材に応じ、「今年の夏に向けて体を整えてきたので残念だが、プラスに考えて成長したい」と飛躍を誓った。延期による年齢制限への影響について、「気になって仕方ない。出場資格が得られることを信じている。五輪に出たい」と強調した。

 卓球の日本代表に選ばれている水谷隼選手(30)(木下グループ)は「東京五輪は卓球人生の大きな区切り。延期の発表には戸惑ったが、1年しっかり準備して頑張る。メダル獲得を目指し、誰にも負けない気持ちをもって練習に臨む」とコメントを出した。

 東京五輪で新種目に追加される自転車のBMXフリースタイル・パークで出場が有力視される島田市出身の大池水杜みなと選手(23)(ビザビ)は、「延期になったのは残念ですが、目標は変わらないので頑張っていきます」とした。

 リオデジャネイロ五輪の男子400メートルリレー銀メダリストで、東京五輪での活躍も期待される御前崎市出身の飯塚翔太選手(28)(ミズノ)は「こんなこともあるんだなと驚いた。忘れられない五輪になりそう」と話した。

 今月20日に予定されていた豪州での試合出場を取りやめるなど、新型ウイルスの影響は既に出ていた。延期について「いつ開かれても、選手としてやることは同じ」と力を込めた。

 ■自治体

 県内は自転車競技の開催地のため、延期決定を受けて自治体は素早く対応した。県はオリンピック・パラリンピック推進課の担当者が25日、県東部に出向き、ロードレースのコースがある御殿場、裾野、小山の2市1町の担当者と打ち合わせたほか、大会運営をサポートするボランティアにも延期を伝えた。川勝知事は取材に応じ、「開催県として、中止でなく延期で喜んでいる。世界の人たちを温かく明るく迎えたい」と話した。

 伊豆市はトラックやマウンテンバイクが実施される。菊地豊市長は、「ここ数日の動きが早すぎてドキドキしていた。様々な準備をしてきたので、延期は残念だ。仕方ないことでもあるので、選手や観客を迎える万全な準備時間が与えられたと前向きに考えたい」と理解を示した。

 小山町はロードレースのゴールになる富士スピードウェイがある。池谷晴一町長は「新型ウイルスの感染拡大を考えれば、延期の判断は当然だ。再スタートをするために、早く開催日が決まることを期待する」とコメントを出した。

 伊豆ベロドロームを運営する日本サイクルスポーツセンターの担当者は、「大会を盛り上げていくことに変わりはない。選手が力を発揮できる施設になるよう準備していきたい」と話した。一方で、延期の間は施設利用が難しい状況で、「客が離れ、経営に影響が生じないか心配だ」と気をもんだ。

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1128764 0 ニュース 2020/03/26 05:00:00 2020/03/26 05:00:00 2020/03/26 05:00:00 インタビューに答える小川選手(25日午後1時16分、磐田市大久保の大久保グラウンドで)=村瀬駿太郎撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200325-OYTNI50029-T.jpg?type=thumbnail

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