作業道一部崩落「危険」/知事視察 周辺工事「できない」

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JR東海から工事計画の説明を受ける川勝知事(左)(11日、静岡市葵区で)
JR東海から工事計画の説明を受ける川勝知事(左)(11日、静岡市葵区で)

 川勝知事は11日、リニア中央新幹線静岡工区のトンネル工事予定地である静岡市葵区の南アルプス山中を視察した。昨年の台風で一部が崩れた作業道について、「(道路整備の)工事をやらなければ、(作業員の)安全は確保できない」と指摘。JR東海の望むトンネル周辺(ヤード)の前に作業道を整備する必要があるという認識を強く示した。

 視察は、作業道の改良工事の進み具合や昨年の台風19号による土砂崩れの復旧状況を確認するために行われ、JR東海の宇野護副社長も同行した。視察は昨年6月以来1年ぶりとなった。

 JR東海の工事担当者は視察の中で、作業道となる林道東俣線の改良工事計画をパネルを示しながら川勝知事に説明した。全長27キロのうち、工事車両が多い区間や登山者が往来する区間など7・5キロを優先するといった工程を解説した。

 川勝知事は、雨が降る中で現地に出向き、台風で作業道が崩れた場所で「危険だ」と述べ、安全性に問題があることを指摘した。記者団に対しては、「林道整備は急がないとならない。(作業は)大変だと実感した」と語った。

 そのうえで、JR東海が予定通りの開業のために6月中の着工を望むヤード整備については、「トンネルを掘るための工事なら本体工事と一体。本体工事に通ずるなら、今はできない」と明言した。早期の作業道整備が着工に向けた大きな論点の一つとして浮上したことになる。

 一方の宇野副社長はヤード整備について、「トンネルを掘る作業とは区分けができるので、(川勝知事に)ご理解いただけると思っている」と述べた。金子慎社長が川勝知事に面会を申し込んでいることに触れ、「そういった場を通して理解を深めていく」と、状況が変わることに期待を込めた。

 川勝知事は、大井川の水問題などを議論する国土交通省の有識者会議についても言及。後日開く予定の大井川流域市町の首長とのインターネット会議以外に、「有識者会議に出ている専門家とも会議を持ちたい」と希望した。

 視察では河川に大量の土砂が流出している「赤崩」の発生場所も訪れた。川勝知事は、「誰も(土砂の流出を)止めることができない。誰が(処理を)するのか。国がやる以外にない」と述べ、国交省が前面に立って対応する必要性について初めて言及した。

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1272272 0 ニュース 2020/06/12 05:00:00 2020/06/12 05:00:00 2020/06/12 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/06/20200611-OYTNI50029-T.jpg?type=thumbnail

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