工場部バチバチと音 県警捜索安全管理など捜査

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謝罪するレックの幹部ら(7日午前、県庁で)
謝罪するレックの幹部ら(7日午前、県庁で)

 吉田町川尻の家庭用品メーカー「レック」(本社・東京)の工場倉庫が燃えて消防署員らとみられる4人が死亡した火災で、レックは7日、県庁で記者会見を開いた。発生前後の状況説明などから、従業員が「バチバチ」という音を聞いた1階の工場部が火元とみられることがわかった。県警は業務上失火容疑でレックの関係先を捜索し、資料を押収した。

 貝方士かいほうし利浩専務取締役が会見の冒頭、「多大なるご心配ご迷惑をおかけした」と謝罪した。その後の説明には火災直後に現場に駆けつけた工場の従業員男性が参加した。

 レックが説明した建物の構造は、工場倉庫1階の北側が倉庫部で、洗剤の材料となる重曹やクエン酸などが置かれていた。反対の南側は工場部で、材料を袋詰めするためのラインがあった。2階は倉庫で、商品のメラミンスポンジを保管していた。

 1階の工場部にある作業機械は14基で、常に分電盤から直接通電しているという。工場倉庫は火災前日の4日、午前8時から午後5時まで稼働し、それ以降は無人だった。

 現場に行った従業員男性によると、5日午前1時50分頃、警備会社から、「火災報知機がなって煙が出ているので確認してほしい」と連絡があった。男性が午前2時頃に倉庫に到着したところ、すでに消防署員や警察官がいたという。

 男性は1階の倉庫部分にある入り口から屋内に入った。その際、工場の内部は1階の倉庫部と工場部を隔てるように延焼防止のシャッターが下りていた。

 煙は工場部から出ていたといい、消防署員から男性にシャッターを開けるよう要請があった。やり方が分からず、工場部にある避難口を開けようと近づくと、中から「バチバチ」という音が聞こえ熱気を感じた。消防署員から「離れた方がいい」と促された後の午前2時7分頃、爆発音がして煙が出てきた。

 レックは会見で「原材料が発火する可能性はない」としており、2階で保管していたスポンジも、難燃性の商品という。消防署員らが倉庫部側から屋内に入った際は火が見えなかったとされるため、シャッターの後ろにある工場部で出火した可能性がある。

 また、2階は複数の防犯カメラが設置されている。この中には消防署員とみられる人物が暗闇の中でヘッドライトを点灯させながら、「暗いよ」などと話す様子が映っていたという。安否不明の署員の可能性がある。

 県警は6日から、レックの関係箇所に業務上失火容疑で捜索に入り、従業員名簿や安全管理に関する書類などを押収した。今後は安全管理が適正だったかについても捜査を進める。

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1329708 0 ニュース 2020/07/08 05:00:00 2020/07/08 05:00:00 2020/07/08 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/07/20200707-OYTNI50021-T.jpg?type=thumbnail

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