サクラエビ 4海域に分け自主規制

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サクラエビの入った瓶を置いて自主規制が説明された(23日、静岡市清水区で)
サクラエビの入った瓶を置いて自主規制が説明された(23日、静岡市清水区で)

 記録的な不漁が続くサクラエビについて、県桜えび漁業組合は23日、静岡市清水区の由比港漁業協同組合で船主会を開き、11月1日解禁の秋漁で実施する自主規制の内容を決めた。駿河湾を4海域に分けて、それぞれに漁獲できるか否かの基準を設ける。

 昨年の秋漁では3海域に分けたが、今回はさらに細かくし、湾奥2海域と、湾中部、湾南部にした。漁業者は出漁時に試験網でエビを捕獲し、その中の体長35ミリ超の1歳エビ(産卵を終えたエビ)の割合を調査。海域ごとに設定した割合に達した場合に操業できることにした。

 4海域のうち湾奥1海域は、1歳エビの割合を「75%以上」と高めにした。ここは主な産卵場のために、そもそも0歳エビの割合が多く、事実上、漁ができないことになる。湾奥の別の海域は「50%以上」、湾中部は「40%以上」、湾南部は「30%以上」とした。

 漁期は11月1日~12月23日とした。期間中でも、漁獲された1歳エビの割合が明確に減少する傾向があった場合は、関係者の協議のうえで秋漁を終了する。このほか、出漁する船は1日あたり60隻、連続した出漁は最大3日までとした。

 サクラエビは近年、記録的な不漁が続き、漁業組合は資源の回復のため、2018年秋から自主規制をしている。今年の秋漁に向けた卵の数量調査では、推計で昨年よりも大きく減少する結果となっていた。

 船主会後、実石正則組合長は、「漁業者は(自主規制を)必死の思いでやってきた。なかなか結果が表れなくて歯がゆい」と述べたうえで、「サクラエビは静岡県の財産。絶やしてはいけない」と決意を語った。

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1573246 0 ニュース 2020/10/24 05:00:00 2020/10/24 05:00:00 2020/10/24 05:00:00 記者会見する県桜えび漁業組合の実石組合長(23日、静岡市清水区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201023-OYTNI50023-T.jpg?type=thumbnail

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