コロナ感染急増87人 静岡、浜松クラスター多発

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 新型コロナウイルスの「第3波」が県内でも鮮明になっている。新たな感染者は18日、計87人が発表された。1日の人数としては過去最高だった36人(14日)の2・4倍超の水準で、18日は東京都に隣接する千葉県を上回った。県内は11月からクラスター(感染集団)が目立っており、人口に対して感染者数が抑えられてきたという状況は、変わりつつある。

 県内の累計は、県外での確認を除いて延べ996例になった。

 18日の発表で目立ったのは静岡、浜松両政令市だ。静岡市は新たなクラスターが2か所で発生し、感染者は市内最多の38人に達した。

 クラスターのうち、静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)は看護師5人だった。同じフロアで勤務しており、接触の可能性のある職員や患者の検査を進めている。このフロアの出入りを制限しており、通常の医療体制を維持できているという。

 カラオケのある飲食店では、従業員や客など4人が発表された。別の従業員1人が発表済みのため、クラスター発生と判断された。

 懸念されるのは市中感染で、詳細が発表された32人のうち、20人の感染経路が今のところ分かっていない。多くは県外への移動がないとされている。

 浜松市も市内最多の34人となった。中区にある接待を伴う飲食店2店で従業員のクラスターが発生しており、「PubAmorパブアモール」は14人、「SUBICスービック」は12人が判明した。両店とも従業員1人がそれぞれ発表済みで、市が検査を進めていた。クラスターが発生した遠州病院の医療従事者と入院患者も新たに判明した。

 県は15人を発表した。感染者の居住地は富士宮、御殿場、藤枝、袋井など8市で、新たなクラスターは確認されていない。

 県内で11月以降に感染者が急増した背景には、クラスターの多発がある。県内では初めて確認された7月以降に24か所で発生し、このうち11月以降は11か所に上る。内訳は浜松市が5か所、静岡市が5か所、焼津市が1か所だった。第2波が来た7、8月の中心が飲食店だったのに対し、最近は病院や高齢者施設、職場など幅広い場所に拡散している。

 クラスターの発生は感染対策が不十分なケースが多い。静岡市の工場と通学先に関するクラスターでは、感染者がマスクをせずに長時間話していた。市内の飲食店3店はマスクをせずに歌う場面があったほか、店内の換気が不十分だった。

 最近の感染状況は医療体制に影響を及ぼしている。県によると、18日正午現在、確保された病床の約31%にあたる95人が入院している。この2週間で約17ポイント増えており、担当者は「病床は逼迫ひっぱくしつつある」との警戒感を示した。重症者は17日正午時点で2人にとどまるが、楽観視できない状況だ。

 感染拡大は全国的に広がっており、県外からのウイルス持ち込みや、そこからの市中感染につながるリスクが高まっている。県の担当者は冬場を迎える中、「手洗いや換気といった感染防止対策を改めて徹底してもらいたい」と訴えた。

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