県内感染延べ1057例 新たに61人

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 県内では19日、新たに61人の新型コロナウイルスの感染者が発表された。県外での確認を除いた累計は延べ1057例となり、1000例の大台を瞬く間に超えた。感染者数が加速度的に増えているだけでなく、重症化リスクの高い人が多く利用する施設での感染も目立ち、これまでにない深刻な状況に陥っている。

 静岡市はこの日、32人の新規感染を発表した。このうち静岡済生会総合病院(静岡市駿河区)では入院患者10人を含む12人の感染が新たに判明し、ここでのクラスター(感染集団)は計17人に広がった。入院していた高齢患者1人が死亡し、県内のウイルス関連の死者は5人となった。

 石山純三病院長は19日、静岡市役所で記者会見を開き、「患者にまで感染が及んでしまった。おわびしたい」と沈痛な面持ちで陳謝した。陽性患者が入院する病床のフロアで看護師や事務員、一般病床にいた他の患者が院内感染したという。病院は原因の検証を進める。

 静岡市はこのほか、感染者が5人になったカラオケのある飲食店を新たなクラスターと認定した。

 浜松市は新たに21人を発表した。このうち7人がクラスターが発生した飲食店1店の従業員の同居者や客らだった。遠州病院のクラスター関連では医療従事者1人が判明した。県の発表は居住市が全員異なる8人だった。

 感染の経路不明も目立つ。静岡市は新たに詳細を示した34人のうち、25人がこれに該当する。浜松市は7人、県発表分は6人という状況で、県は市中感染がまん延することを懸念している。

 最近の感染拡大の原因となっているクラスターを場所別にみると、県内で10月以降に確認された14か所のうち、飲食店は6店で、病院が3か所、高齢者施設が2か所だった。7~8月は計9か所のうち7か所が飲食店だったのに対し、重症化リスクの高い人が多く利用する施設でも発生し始めている。

 県内感染者の加速度的な増加も顕著だ。500例目までの期間は、2月から9月上旬と半年以上かかっていた。それが500~700例目は約2か月間、700~900例目は12日間と期間が急速に縮んだ。そして、900~1000例は今月17~19日のわずか3日間となった。

 県によると19日正午現在、確保した病床の約34%にあたる104人が入院しており、重症者は3人。国の感染状況を判断する指標で、医療への支障が懸念されることを示す25%以上を既に超えている。県の担当者は「入院する軽症者を療養施設に移すなどして、病床を確保したい」と話した。

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1642710 0 ニュース 2020/11/20 05:00:00 2020/11/20 05:00:00 2020/11/20 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201119-OYTNI50011-T.jpg?type=thumbnail

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