新幹線混雑ない年末
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年末年始を古里や行楽地で過ごす人たちの帰省シーズンが県内でも始まった。26日は、例年なら大きな荷物を手にした人たちでごった返すJR静岡駅の新幹線ホームも、並ぶ乗客はまばらだった。
JR東海静岡支社によると、25日~1月5日、新幹線の指定席は463万席が予約可能だが、22日時点の予約席数は約13%の61・9万席となっている。下りのピークとしていた26日も、JR静岡駅を発車する東海道新幹線「ひかり」の午前11時~午後2時の下り自由席乗車率は、最大20%となった。上りは1月3日がピークになると予想されている。
JR静岡駅では新幹線のホームの乗客や出迎えの人は少なく、駅員の男性は「こんなに混雑しない年末は初めてだ」と驚いた様子だった。
単身赴任で静岡市内で生活している会社員男性(50)は、千葉県船橋市に帰省し、家族と過ごす予定だという。男性は「混雑状況を見ながら、すいている時間を狙って予約した。帰省しても感染しないよう気をつけたい」と話した。