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井上靖文学館長泉町営に 4月から 寄付金での維持困難

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長泉町に運営が引き継がれることになった「井上靖文学館」。土蔵をイメージした外観になっている(長泉町東野で)
長泉町に運営が引き継がれることになった「井上靖文学館」。土蔵をイメージした外観になっている(長泉町東野で)

 長泉町東野にある「井上靖文学館」の運営が、4月から長泉町に引き継がれることになった。文学館を運営してきた「一般財団法人井上靖文学館」が28日の臨時理事会で、法人の解散と町への事業譲渡を承認・可決した。寄付金による運営が困難になったのが理由。2月1日から臨時休館し、再オープンに向けた改修工事を行う。

 文学館は、少年時代を伊豆湯ヶ島で過ごした作家・井上靖(1907~91年)の文筆活動を伝える施設として、井上が66歳だった73年に開館した。井上の母校・旧制沼津中学(現・沼津東高)の後輩で、スルガ銀行の頭取を務めた岡野喜一郎氏が中心となった。

 作家の存命中に文学館ができるのは珍しく、講演会などを通して井上自身がファンと交流する場となった。現在も常設展示と企画展を通して、作品の魅力を伝えている。

 建物の外観は、井上の代表作「しろばんば」に登場する土蔵をイメージしており、左右対称のデザインと切り妻屋根が印象的だ。戦後日本を代表する建築家・菊竹清訓きよのりの設計で、そのデザインは現在も評価が高く、建築のプロから若手までが足を運ぶという。

 再オープンの時期は未定。文学館の徳山加陽学芸員は、「町が運営を引き継ぐことで、文学館の存在意義が広がればうれしい」と話した。

 また、井上の長男で、「井上靖記念文化財団」(東京都)理事長の井上修一氏は「感謝したい。父も喜んでいると思う。これからも井上作品が読み継がれることを願っている」とコメントを寄せた。

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1804164 0 ニュース 2021/01/29 05:00:00 2021/01/29 05:00:00 2021/01/29 05:00:00 長泉町営に移行する「井上靖文化館」。建築家の菊竹清訓が設計し、土蔵をイメージした外観になっている(1月28日午前10時10分、長泉町東野で)=松本貴裕撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210128-OYTNI50026-T.jpg?type=thumbnail

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