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    見頃の花季節ごと満喫

    あしかがフラワーパーク(足利市)

    • 山の麓に広がるあしかがフラワーパーク。池も多く配されている(5日、本社ヘリから)
      山の麓に広がるあしかがフラワーパーク。池も多く配されている(5日、本社ヘリから)

     市街地から東に約7キロ・メートルほどの山裾に「あしかがフラワーパーク」はある。入園者数は年間100万人を超え、有料の植物園として全国屈指の人気を誇る。足利市の観光スポットの代表格だ。

     運営会社「足利フラワーリゾート」の早川慶治郎社長(69)の父・和俊さんが花好きだったことが今につながっている。現在の同市朝倉町で経営していた苗や農業用資材を取り扱う「早川農園」で、フジやツツジなど趣味で集めた花を一般公開していた。フラワーパークのシンボル・大フジも、当時、市内の愛好家から和俊さんが譲り受けて育てていたものだ。

     20年ほど前、地域の再開発で移転することになった。しかし、大フジは幹回り4メートル、フジ棚にして625平方メートルほどもあり、植え替えは非常に困難とされたため、引き受け手がいなかった。その後、現在の園長で、日本で女性初の樹木医である塚本こなみさん(64)が協力してくれることになり、見事に移植作業を成功させた。

    • 一面に広がるアメジストセージ(13日)
      一面に広がるアメジストセージ(13日)

     1997年4月に開園し、樹齢約145年の2本の大フジは、今では約2000平方メートルにわたって枝を広げ、5月の大型連休頃に巨大な「紫のカーテン」を作る。

     1年に何度訪れても来園者が楽しめるように、「感動と季節感」を基本理念に、1年を八つの期間に分け、見頃を迎える花を植え替えている。今の時期は「パープルガーデン」として、観賞用のアメジストセージが咲き誇り、園内を紫色に染めている。

     今後は幅広い年齢層に人気のあるバラを増やす予定で、早川公一郎専務(33)は「園の完成度はまだ60%くらい。もっと良い園づくりを目指す」と話している。

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    • 今年新たに登場した「みんなの地球」のイルミネーション(16日午後6時14分、足利市で)=増田政幸撮影
      今年新たに登場した「みんなの地球」のイルミネーション(16日午後6時14分、足利市で)=増田政幸撮影

     ■電飾210万球 大フジに並ぶパークの目玉が、10月下旬から翌年1月末まで行うイルミネーション「フラワーファンタジー」だ。園内のレストラン客に楽しんでもらおうと、樹木を約10万個の電球で飾って始めた企画は好評を呼び、徐々に数を増やして現在は210万球を超える。

     紫色の電球で大フジを再現するなど花を表現しているほか、テーマを設けているのも特徴だ。サンタクロースと雪だるまが戯れる「スノーワールド」、こいのぼりやたこ揚げなどを描いた「日本の四季『こころの故郷』」などがある。

     今年は「みんなの地球」が新たに登場。環境がテーマで、暗闇に浮かぶ大きな地球を動物たちが囲むように見つめている=写真=。電球の点滅によって物語が表現され、まるでスクリーンがあると錯覚するほど。 午後3時半から平日は同9時、土日祝日は同9時半まで。今季は1月26日まで開催する。大人600円、子供300円。問い合わせはフラワーパーク(0284・91・4939)へ。

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    ◆アクセス◆北関東道足利インターチェンジから車で約20分。JR両毛線富田駅から徒歩約15分。時期や時間帯によって東武足利市駅からシャトルバスが運行する。

    2013年11月23日 00時06分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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