SL聖地や美術館巡り<真岡鉄道>

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 茨城県筑西市の下館駅から茂木町の茂木駅まで、2市3町の田園・山里を走る真岡鉄道(真岡市)。鉄印は、真岡駅で購入できる。沿線には、イチゴやトマトなど園芸栽培のビニールハウスが多く、のどかな光景のアクセントになっている。

41・9キロに17駅

原則として土日祝日に運行している真岡鉄道のSL「C12形」。左に広がるのはソバ畑
原則として土日祝日に運行している真岡鉄道のSL「C12形」。左に広がるのはソバ畑
真岡駅周辺にある久保記念観光文化交流館
真岡駅周辺にある久保記念観光文化交流館

 全線41・9キロ間に17駅ある。1912年、官設鉄道「真岡軽便線」として下館―真岡間が開通したのが始まりだ。20年に茂木まで延伸された。88年にJR真岡線が廃止となり、第3セクター「真岡鉄道」が営業を引き継いだ。

 マイカー普及に伴う乗客減少に歯止めをかけようと94年から運行しているのが蒸気機関車の「SLもおか」。昨年まで「C12形」「C11形」の2台体制で土日祝日などに定期運行していたが、現在はC12形のみになった。

 鉄印帳を扱っている真岡駅は、97年に駅舎自体を「SL」に衣替えした。2013年には構内に9600形などを展示する「SLキューロク館」がオープン。さらに15年には「D51形」も展示し、SLファンの聖地になっている。

豊富な美術館

 意外と知られていないのが、沿線に多い美術館だ。下館駅近くにある「しもだて美術館」は、筑西市が誇る2人の文化勲章受章者である陶芸家の板谷波山、洋画家の森田茂の作品を始め、郷土ゆかりの作家の作品を収集・展示している。

 真岡駅周辺には、「趣味の美術館」「渡辺私塾美術館」「まちかど美術館」「久保記念観光文化交流館 美術品展示館」の四つのこぢんまりとした美術館があり、街歩きがてら芸術に触れるのも一考だ。また益子駅周辺にも、焼き物の里らしく「益子陶芸美術館」や「濱田庄司記念益子参考館」などがある。

限定1日パス

 JR東日本水戸支社が土日祝日に発行している1日乗り放題の「ときわ路パス」(大人2180円など)は期間限定だが、茨城県内のJR線や関東鉄道、真岡鉄道などを格安で乗り降りできる(SLは別途、整理券が必要)。普段は乗り降りしない駅にも足を運びやすくなりそうだ。(小堀日出春)

車体に着想、職員デザイン

真岡鉄道の鉄印
真岡鉄道の鉄印

 真岡鉄道の鉄印=写真=は、運転課職員の富岡有光さん(29)がデザインした。文字は、若者らしくパソコンの行書フォントを使用。中央のマークは、「Moka Railway」の頭文字MとRを組み合わせた会社のロゴで、同社ディーゼル機関車の赤色を、真ん中の「真岡鐵道」の文字はSLをイメージして黒色を採用。下部の模様は、1989~2002年に走っていたディーゼル客車のボディーデザインを採ったという。「常陸国 下野国 芳賀路」の緑色は現在のボディー、「令和―」の茶色はSL客車ボディーの色にした。

 鉄印帳2200円、記帳料300円。いずれも真岡駅で扱っている。問い合わせは真岡駅(0285・84・7913)。

 各地域の「鉄印帳を携えて」も読めます。

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1562673 0 鉄印帳を携えて 2020/10/18 05:00:00 2020/11/18 18:48:18 2020/11/18 18:48:18 土日祝日に運行している真岡鉄道のSL「C12形」。左に広がるのはソバ畑(3日午後3時30分、真岡市八木岡で)=小堀日出春撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201020-OYTAI50003-T.jpg?type=thumbnail

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