大工伝統の技披露 太子祭 大田原神社
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大田原市山の手の大田原神社では10日、建設業者が作業の安全と商売繁盛を祈る正月行事「太子祭」が行われた。
法隆寺を建立した聖徳太子は「大工の神様」として、全国で崇敬され、同市内でも、江戸時代から職人らに信仰されてきたという。1940年には、太子碑が同神社に建てられたが、同祭は太平洋戦争の影響などで中断されていた。78年、市内建築業者らが大田原市太子講をつくり、伝統を守っている。
祭りでは、大田原大工組合員たちが
市太子講の竹内義美会長(77)は「組合員が減少しており、危機感もあるが、安全を祈願する大切な行事。なんとか守っていきたい」と話した。