非接触で分身キャラが窓口案内 佐野市
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、佐野市は4日から、市役所の総合案内などを訪れた市民と職員が、直接は接触せずに会話応対できるシステムの実証実験を始めた。実験は3月までで、利用者の反応を見ながら新年度以降に正式導入を検討する。
来庁者が、設置されたモニターに触れて職員を呼び出すと、別室にいる職員の分身となる男性や女性のキャラクターが表示される。キャラクターに要望を口頭で伝え、職員はカメラを通して来庁者の様子を見ながら応対する。職員の表情も画面上のキャラクターに反映される。
当面は市役所庁舎入り口の総合案内に1台を置き、相談受け付けが多いこども課や健康増進課などにも1台を交代で設置するという。
市の担当者は「システムはパソコンなどの端末があれば利用可能で、職員が在宅でも窓口案内が行えるのも利点。利用者の声を聞きながら導入に向けて検証していきたい」と話していた。