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二宮尊徳の長女・ふみの書画図録刊行 尊徳の思想普及に一役

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二宮尊徳の思想を広めたふみの書画などを収録した図録
二宮尊徳の思想を広めたふみの書画などを収録した図録

 江戸時代の農政家、二宮尊徳を支えた長女ふみ(1824~1853年)らの優れた書や書画に光を当てた図録「二宮ふみ画・ 不退堂聖純ふたいどうきよずみ 書」が、日光市の二宮尊徳記念館から刊行された。編集担当者は「史料を通して、ふみの高い素養や役割、書や書画が尊徳の唱えた思想を広めたことを知ってほしい」と話している。

 ふみは、尊徳が農村復興事業(報徳仕法)を手がけた桜町領(現在の真岡市)で生まれた。幼少期から兄の弥太郎とともに著名な画家や書家の指導を受け、それぞれ号を持つほどの腕前だった。父がまとめた復興事業のひな型や図面を清書したり、出納の記録管理を任されたりするなど、今でいう秘書の役割を果たした。

 一方、不退堂聖純(1794~1871年)は弥太郎らの書の指南役で、尊徳の思想の原点とされる「 三才報徳金毛録さんさいほうとくきんもうろく 」の浄書を任され、尊徳の教えを広めた。

 図録はA4判、62ページ。尊徳ゆかりの今市報徳二宮神社(日光市今市)が同記念館に寄託した所蔵史料のうち、修復されたふみの書画14点と書12点、尊徳の教訓を書いた不退堂の書18点など計52点が収録されている。

 ふみの書画は13歳から20代頃の作品とされ、スズメの躍動感や夜の静寂、一瞬の風の動きなどに優れた観察眼と描写力がうかがえる。尊徳の教えや唐詩を手本に習作した書は、力強くダイナミックな字体でつづられ、添削指導した師匠の評価が書き加えられている。

 記念館の斎藤康則学芸員は「ふみの作品は、若い女性が書いたものとして珍しがられ、尊徳が土産にしたり、注文する人もいたりしたようだ。こうした書や書画が、尊徳の教訓や思想の普及に貢献したことを示す史料」と話している。

 300部発行し、1部1200円(税込み)。二宮尊徳記念館(0288・25・7333)で販売している。

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2192224 0 ニュース 2021/07/09 05:00:00 2021/07/09 05:00:00 2021/07/09 05:00:00 二宮尊徳の思想を広めた、長女ふみの書画などを収録した図録 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/07/20210709-OYTNI50007-T.jpg?type=thumbnail

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