メモ入力
-最大400文字まで
完了しました

「イクオは男の子だ」「こんな夢を見た」――。小説やエッセーの1行目だけを紹介し、作家や題名を推測してもらう企画展が、宇都宮市中今泉の市立東図書館で開かれている。若者の読書離れが進む中、「幅広いジャンルの本を手に取るきっかけになれば」との願いが込められている。15日まで。
企画展のタイトルは「気になる一行 新たな本との出会い」。日本文学や海外文学、エッセーなど、職員お薦めの作品を中が見えないよう紙で包み、外側に書き出しの1行目だけを記している。一般向けコーナーは約90冊、中高生向けコーナーは約80冊(いずれも3日時点)を並べた。
同図書館の矢野昌美・奉仕グループ課長は「読書は好きな作家の本を選びがちだが、書き出しの一行が印象的でつい読み進めてしまうことも多い。来館者にも心に残る一行を見つけてもらい、いろんなジャンルの本に挑戦してほしい」と話した。