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那須町の宿泊施設やレジャー施設を巡る「那須高原観光周遊バス」の運行が1日、始まった。コロナ禍で打撃を受け、昨年5月に運行を休止した町観光協会の周遊バス「きゅーびー号」に代わる交通手段として、路線やダイヤを見直して運行。地元の観光業者たちは客足回復の起爆材にと期待している。
宇都宮市のバス会社「関東自動車」が運行し、一部経費を町が補助する。主に道の駅「那須高原友愛の森」を発着地点とする5路線を、40~60人乗りのバス2台が回る。
路線は時間帯によって変わる。観光客が宿泊施設に出入りする午前中と夕方の時間帯は各ホテルと「那須どうぶつ王国」「那須ハイランドパーク」などのレジャー施設を結び、昼時は「南ヶ丘牧場」やカフェなどを周遊する。
周遊バスを自由に乗り降りできる「1DAYパス」(税込み1500円)に加え、2日間有効の「フリーパス券」(同2600円)も用意する。フリーパス券は、JR那須塩原駅と道の駅を結ぶ一般路線バスも併用が可能。いずれも車内や道の駅などで購入できる。
1日には、同道の駅で出発式が行われ、平山幸宏町長らがテープカットを行った。町観光協会の阿久津千陽会長(51)は「那須には地ビールや地酒もある。(バスに乗って)ドライバーを気にせず、ビールでも飲みながら那須高原を楽しんでもらいたい」と話していた。
問い合わせは関東自動車・那須塩原営業所(0287・74・2911)へ。