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<番外編>歓喜の歌 高らかに響け

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コンサートで高らかに第九を歌う参加者たち(鳴門市で)
コンサートで高らかに第九を歌う参加者たち(鳴門市で)

 ◇鳴門・徳島でコンサートや慰霊祭

 第1次世界大戦中、鳴門市の板東俘虜ふりょ収容所でドイツ兵捕虜たちがベートーベンの交響曲第9番(第九)を披露した日から、6月1日で100年を迎える。第九のアジア初演とされる歴史を語り継ぎ、歌い継ごうと、県内各地では様々な行事が予定されており、27日にも大勢が「歓喜の歌」を響かせた。(三味寛弥)

 鳴門市撫養町の市文化会館では「子どもと大人のベートーヴェン『第九』交響曲第4楽章演奏会」が開かれ、約350人がステージに立った。年代を超えて一つになった歌声と演奏に、約1200人の観客からは大きな拍手がわき起こった。

 合唱には、市民らでつくるNPO法人「鳴門『第九』を歌う会」のメンバーに加え、市内の4小学校から児童約190人が参加。演奏は、子どもから大人までで構成する「徳島交響楽団ジュニアオーケストラ」が迫力ある音を奏でた。

 アルト担当の市立撫養小6年豊原愛結さん(11)は「たくさんの拍手が爽快だった」と喜び、フルートを吹いた県立徳島北高3年大城令愛さん(17)も「あっという間。楽しい時間を過ごせた」と興奮気味。観客の北島町、無職岩忠尚さん(73)は「会場まで一体になれるのが第九の魅力です」とすっかり満足していた。

 一方、第1次大戦で捕虜となり、日本で亡くなった2人のドイツ兵の墓地がある徳島市加茂名町の西部公園では、今年も慰霊祭が営まれ、多くの市民らが参列した。徳島日独協会などが毎年この時期に開いている。

 墓前に花束を手向けて全員で冥福めいふくを祈り、徳島少年少女合唱団約30人がミサ曲や「歓喜の歌」など数曲をささげた。合唱でタクトを執った上田収穂さん(88)は「歌を通して次の100年に収容所の歴史を残していきたい」と話していた。

 ■来月1日から鳴門でイベント

 アジア初演100年を記念し、鳴門市のホテル「ルネッサンスリゾートナルト」では6月1日、板東俘虜収容所で暮らした元ドイツ兵の子孫25人を招き、市主催の記念式典が開かれる。1人の孫からは市へ、第九初演の際に作製された貴重なコンサートプログラムが寄贈される。子孫らはその後、収容中に亡くなった11人のドイツ兵をまつる慰霊碑を訪ねる。

 市ドイツ館では同日、収容所の所長としてドイツ兵に寛大な処遇をし、日独友好の礎を築いた松江豊寿の銅像の除幕式が開かれる。また、午後6時半からは当時の様子を再現したコンサート「よみがえる『第九』演奏会」がある。市文化会館では2、3両日、NPO法人「鳴門『第九』を歌う会」などの主催で、全国から集まった約600人で第九を歌う演奏会が開かれる。

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23545 0 語り継ぐ、歌い継ぐ 第九アジア初演100年 2018/05/28 05:00:00 2018/05/28 05:00:00 高らかに第九を歌い上げる参加者たち(鳴門市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180527-OYTAI50005-T.jpg?type=thumbnail

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