読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

<上>児童成長 世界へ滑走

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 強い日差しが照りつける三好市の池田ダム湖水際公園。7月の豪雨で被害を受けた公園内の舗装や水べりを修復するため重機が動き回る中、ライフジャケットを着た子供たちの笑い声が響いた。ダム湖に飛び込み、歓声を上げるのはウェークボードの小学生チーム「イケダコイレブン」の10人だ。

 10人は、30日からダム湖を会場に開かれる「ウェイクボード世界選手権大会2018」のアマチュア年齢別クラスに出場する。

 あどけない表情で水遊びを楽しんでいた子供たちだが、サーフボードに乗り、ボートに結んだ長さ約30メートルのロープを手にすると、表情は一変した。一気に加速するボートに引っ張られながら、巧みにバランスを取って波を越え、右へ左へと水面を滑走した。

 「1年前は大人の顔を見られず、うつむいてばかり。それが今では自信をつけ、技術的なことでも自分の意見をはっきりと言うんです」。大会事務局長を務める薄田すすきた克彦さん(56)は子供たちの成長に目を細める。

 イレブンは、「ウォータースポーツのまち」を掲げる三好市が中心となって昨年7月に体験会を開き、関心を持った子供たちが集まって結成した。

 メンバーの中心は池田小6年の4人。八木澤來太らふと君(11)は「三好で世界大会なんてすごい」、松尾優太君(12)は「珍しいスポーツにチャレンジしたい」と参加の動機を語る。千葉結那さん(12)と栗尾煌矢きらや君(12)もスポーツが大好きで迷わず参加を決めた。

 湖上での練習やトランポリンを使ってバランス感覚を養うトレーニングで技を磨いた。着地でバランスを崩し転倒することもあるが、難易度の高い技にも挑戦。千葉さんの母直子さん(44)は「家でも体を動かし、イメージトレーニングをするなど競技への熱い思いを感じる」と話す。

 世界の舞台に立つという意識を高めようと、英会話も学ぶ子供たち。時には熱い指導を行う薄田さんも三好市出身の選手が海外で活躍できる日を夢見ている。「世界に羽ばたいてほしい。それが一番の願いです」

 ◆ウェークボード 1984年、米西海岸でサーファーが「サーフボードをボートで引っ張ったら」との遊び心から誕生した。世界で約3000万人、国内約80万人の愛好家がいるとされる。競技は約400メートルのコースを1往復する間、ボートの航跡をジャンプ台にして技を繰り出し、ジャンプの高さや技の難易度を競う。2回転倒すると競技は終了する。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
37716 0 挑戦 ウェークボード@三好 2018/08/23 05:00:00 2018/08/23 05:00:00

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)