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<下>催し 市街にも人の波

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三好市中心部でのイベントについて話し合う阿波池田商工会議所などの関係者(三好市で)
三好市中心部でのイベントについて話し合う阿波池田商工会議所などの関係者(三好市で)

 「海外選手や観客の来店を当て込んで英語メニューを用意した。アルバイトも雇ったが、さっぱりだった」

 昨秋三好市で開かれたラフティング世界選手権のことをぼやくJR阿波池田駅近くの飲食店主に、阿波池田商工会議所の谷尚美副会頭(58)は「しまった」と後悔した。選手権は盛り上がった。だが、まちづくりと若者定住を担当する谷副会頭は、会場から離れた市中心部の活性化につながる仕掛けを考えていなかった。

 駅周辺がにぎわいを見せたのはパレードのあった初日だけだった。吉野川でのウォータースポーツや祖谷・大歩危の観光などを含めた大会の経済波及効果は推計8億2000万円とされたが、金額ほど市中心部への恩恵は感じられなかった。

 商議所は1月、「三好市まちなか(中心市街地)の観光地化推進」を求める要望書を市に提出した。観光地だけでなく、市中心部へも誘客を図り、定住人口増加を目指そうという提言だ。

 青年会議所や地元のNPO法人にも呼びかけ、何度も対策を話し合った。その中で出てきたのが、30日から開かれる「ウェイクボード世界選手権大会2018」だった。大会期間中の9月1日、中心部でこれまで開いてきた市の名物行事をまとめて開催できないか。

 イベントは子供向けのステージショーなどを行う「JCわくわくフェスタ」、「四国酒まつり」、手作り雑貨やお菓子などを販売する「うだつマルシェ」、フリーマーケット「銀座よろず市」の四つ。

 イベントに合わせ、英文付きの飲食店ガイドマップやホームページを作った。市も協力し、競技を見に来た観客がイベントに参加しやすいよう、大会会場の池田ダム湖―中心市街地間でシャトルバスを走らせる。

 谷副会頭は「風情ある町並みを残す中心部にも立ち寄って『池田は面白い』と感じてもらうことが重要。もう観光地への通り道にはしない」と力を込める。

 国際的なウォータースポーツの祭典が、2年続けて開かれる三好市。会場や観光地だけが盛り上がるのではなく、市全体のにぎわいにつながることを多くの市民は望んでいる。

 丸浦世造会頭(61)は昨秋の反省を込めて語った。「交流人口の拡大だけでなく、若い世代が楽しさを共有できるまちにしたい。そのきっかけになるよう大会を盛り上げていきたい」(この連載は浦一貴が担当しました)

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使い方
38019 0 挑戦 ウェークボード@三好 2018/08/25 05:00:00 2018/08/25 05:00:00 三好市池田町の中心地でのイベントについて打ち合わせを重ねる谷さん(中央)ら(三好市教委で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/01/20180824-OYTAI50003-T.jpg?type=thumbnail

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