加害者家族に避難施設を

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犯罪加害者の家族のための避難施設の開設を計画する吉崎さん(小松島市で)
犯罪加害者の家族のための避難施設の開設を計画する吉崎さん(小松島市で)

徳島のNPO 開設資金ネットで募る

 刑務所の出所者や反社会的組織を脱退した人の社会復帰を支援するNPO法人「わだち」(徳島市)が、犯罪加害者の家族から相談を受けたり、一時的に避難したりできる施設づくりのため、インターネットで資金を募るクラウドファンディングに挑戦。開設資金240万円を目標に掲げている。(三味寛弥)

 理事長の吉崎恵三郎さん(52)は2000年から約8年間刑務所に服役。出所後は「周りに迷惑をかけた分、社会の役に立ちたい」と改心したが、元受刑者という立場上、履歴書を書くのもままならず、仕事探しに苦労した。そうした経験をいかして17年1月、出所者らの就労などの手助けをするNPO法人を設立した。

 約2年間、活動を続ける中で、犯罪を犯した本人からの相談が少ない一方で、家族からの悩みを耳にする機会がよくあったという。被害者への対応や周りから受ける社会的非難など、「社会と接点を持ち続ける家族だからこそ抱える悩みは多いのではないか」と考えた。

 加害者家族を支援できないかと、加害者の家族が緊急避難的に身を寄せるシェルターのような役割を担う施設をつくることを思いついた。計画では、県内の貸店舗の2部屋に最大8人が宿泊でき、トイレやキッチン、寝具などを備えるという。宿泊中に相談にも応じることで「精神的な苦痛を少しでも和らげてもらえたら」と期待する。

 資金は仲介サイト「レディーフォー」を通じて調達し、全て改装費用にあてる。施設はNPO法人の会員になれば利用でき、年会費は3000円から。

 3月22日までに240万円を集める目標で、達成すれば7月末から開設する予定だ。資金協力はクラウドファンディングサイト(https://readyfor.jp/projects/WADACHI)から申し込む。

 吉崎さんは「身近な人への相談が難しい犯罪加害者の家族のよりどころにしたい」と寄付を呼びかける。

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419958 0 ニュース 2019/02/03 05:00:00 2019/02/03 05:00:00 2019/02/03 05:00:00 犯罪加害者の家族のための避難施設の開設を計画する吉崎さん(小松島市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/02/20190202-OYTNI50045-T.jpg?type=thumbnail

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