車業界 障害者就労橋渡し

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販売業者などA型事業所開所

中古車清掃作業 活躍

 自動車販売会社の日産サティオ徳島(徳島市)などが4月、就労継続支援A型事業所「Ponte(ポンテ)」を開所した。人手不足に悩まされていた同社は、A型事業所「アクティブ」(同)への業務委託をきっかけに、中古車販売事業の拡大に成功。障害者がさらに社会で活躍できる仕組み作りを目指している。(斎藤七月)

 4月上旬、日産サティオ徳島で、男女4人が中古車の洗浄・清掃作業を行っていた。車が好きだという男性は「いろいろな車に触れられるのが楽しい。磨き残しがないように心がけています」と笑顔を見せた。同社の藤村泰之社長(40)は「一つひとつの作業を丁寧にこなしてくれている。特性を生かせる仕事があれば、その道のプロになれる。さまざまな仕事の現場で個性を生かして輝いてもらいたい」と話す。

 藤村社長が、障害者の就労支援事業への参入を決めたのは、「アクティブ」との出会いだった。

 同社は中古車の下取りを増やしていたが、営業などの仕事を終えた後に社員が中古車を販売するための洗浄・清掃を行っており、残業などが常態化していた。そこで、コンサルタント会社「地域コンサル助っ人」(同)に相談。紹介を受けたアクティブに、2020年から中古車の清掃作業の委託を始めた。地道な作業を得意とする利用者たちは、黙々と作業をこなしていく。そのおかげで、作業の効率化が進み、中古車販売事業を軌道に乗せることができた。同社の藤村社長が「働き手を必要とする企業にとっても、働きたい障害者にとっても有益」と実感。アクティブの板東巧社長(47)も「障害者にとっても実践的な学びにつながる」と感じた。

 県内では人手不足に悩む企業も多い。多業種と連携し様々な仕事を用意し、企業と障害者をつなぐことで、企業と障害者が抱える問題を解決しようと、同社とアクティブ、地域コンサル助っ人の3者が連携し、新たにA型事業所「ポンテ」の設立を決めた。中古車の清掃作業と、提携する住宅メーカーの新築・中古住宅をきれいに仕上げる作業の業務から始める。今後は、農業やIT関係など、同社の民間企業とのつながりを生かして、幅広い知識や経験を得られる環境を整備していく予定だ。

 「障害者と、企業をつなぐ『かけ橋』となり、相互の選択肢を増やすサポートを行っていきたい」と話している。問い合わせはポンテ(088・626・7181)。

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