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鳴門市作成 高台避難の参考に
普段使いを意識して作成された鳴門市のハザードマップ(左はマップの一部)
鳴門市は平時と災害時の境をなくし、普段利用するものを災害時にも使う「フェーズフリー」の考え方を取り入れたハザードマップを作成した。災害時の被害予測や避難所に加え、地図には登山に関する情報を掲載。手に取る機会が少ないハザードマップを普段使いしてもらう狙いがある。
市は全域を五つに分割し、エリアごとに「高潮ハザードマップ」と「土砂災害・洪水ハザードマップ」の2種類を作成した。
「ハザードマップを持って、まち歩きに出かけよう!」として、地図には登山口や登山道、山頂の標高なども紹介し、500メートル(平地)を歩くのにかかる時間の目安を表示した。
災害時に取るべき避難行動をあらかじめ時系列で決めておく「マイ・タイムライン」の欄も初めて追加。5段階の警戒レベルごとの行動を自身で書き込んでもらえるようにした。
折りたたむとA4判と持ち運びやすいサイズになっており、市危機管理課は「地図を持って山に登れば、高台への避難の参考になる。ぜひ活用してほしい」としている。