徳島城遺構 現地保存へ

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

徳島文化芸術ホール(仮称)のイメージ図=県提供
徳島文化芸術ホール(仮称)のイメージ図=県提供
一部が記録保存される予定の「長蔵」の遺構(徳島市で)=県提供
一部が記録保存される予定の「長蔵」の遺構(徳島市で)=県提供

県、新ホール敷地内に見学エリア

寺島口門台、長蔵、惣構など

 県は「徳島文化芸術ホール」(仮称)の建設予定地である徳島市の市立文化センター跡地(徳島町城内)で見つかっていた徳島城の遺構について、一部を除き現地保存する方針であることを明らかにした。敷地内に遺構の見学エリアを新設するほか、保存のための設計変更が生じることで開館時期は当初の2026年8月から、26年度中に変更する。(上田裕子)

 ホールは地下1階、地上6階建て。大ホール(1934席)や小ホール(405席)を備え、県は阿波おどりや阿波人形浄瑠璃、各種コンサートの拠点となる施設を目指している。

 建設予定地では昨年4月から発掘調査が行われ、徳島城の出入り口の一つ「寺島口門台」の石垣や「三木 くるわ 」と呼ばれる城内の区画にあり、コメを貯蔵していた「長蔵」の遺構が見つかった。

 徳島城跡は06年に国の史跡に指定されており、文化庁から史跡に追加指定する価値のある発見という意見もあったことから、県は保存方法を検討していた。

 さらに今年5月に行われた試掘調査で寺島口門台の新たな石垣を発見。昨年度の調査で見つかっていた門台の石垣の南側に位置しており、県は先月の県議会でこの石垣も含めた遺構を原則、現地保存する考えを示した。

 北側の門台は来館者が見学できるようにし、新たに見つかった南側の門台は、改めて実施する発掘調査の結果を踏まえて検討する。

 城や城下町を囲んだ外郭「 惣構そうがまえ 」と側溝の遺構は建設予定地の中心付近にあたるため、建物全体を1階分持ち上げるよう設計を変更する。

 地下工事のエリアに重なる長蔵の遺構の一部は写真や図面で残す記録保存を行う。工事終了後に復元するか、別の場所に移築するかは今後、検討するという。

 県はいくつものテラスを花びらのように組み合わせた特徴的なデザインや震度7の地震でも倒壊しない構造は維持しつつ、整備費用は当初予定していた205億5000万円に収まるとしている。

スクラップは会員限定です

使い方
「地域」の最新記事一覧
3131783 0 ニュース 2022/07/02 05:00:00 2022/07/02 05:00:00 2022/07/02 05:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220701-OYTNI50020-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)