新装「渋公」建て替え完了 最新音響機器 災害時対応も

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完成した渋谷公会堂
完成した渋谷公会堂
1964年当時の渋谷公会堂(渋谷区提供)
1964年当時の渋谷公会堂(渋谷区提供)
1964年の東京五輪でウェートリフティング競技の会場となった渋谷公会堂(渋谷区提供)
1964年の東京五輪でウェートリフティング競技の会場となった渋谷公会堂(渋谷区提供)

 老朽化により建て替え工事中だった渋谷公会堂(渋谷区宇田川町)が完成した。今月13日の開設記念式典は台風19号の影響で中止になったが、16日には女性ボーカルユニット・Perfumeによるこけら落とし公演が行われた。「渋公」の愛称で親しまれ、国内外の著名アーティストが立った施設が、新たな歴史を刻む。

 公会堂は1964年、同年に開催された東京五輪の重量挙げ競技会場として完成。改修後の翌65年にコンサートホールとしてオープンした。若者が集まるJR渋谷駅から徒歩約10分と好立地で、ライブハウスでは収容できない2000人規模の会場であることから、若手アーティストの「登竜門」とされる。西城秀樹さんや、米人気バンドのマルーン5などのビッグネームもステージに立った。

 築約50年となった2013年、区は老朽化を理由に区庁舎とともに建て替えを決定。周辺の区有地の一部を民間企業に70年間貸す代わりに、約200億円とされる区庁舎と公会堂の建設費を負担させ、区の持ち出しはゼロとした。15年10月の沢田研二さんのライブを最後に閉館していた。

 新たな公会堂は、鉄骨鉄筋コンクリート造りの地上6階、地下2階建て。音響設備は最新機器が導入された。客席は1956席で、100席ほど減らした。災害時には帰宅困難者2000人の受け入れが可能で、3日分の食料品や飲料水、粉ミルクなどを備蓄する。

 施設管理や運営は、指定管理者制度を導入した。芸能プロダクション大手の「アミューズ」、無料通信アプリ大手の「LINEライン」など3社で構成する企業グループが担う。命名権もLINEが取得し、通称は「LINE CUBE SHIBUYA」になった。

 11月には、全日本フェンシング選手権個人戦決勝が行われることも決まった。長谷部健区長は「ロックや演歌、クラシック、スポーツまで楽しめる。区民がプライドを持てるようなホールにしたい」と話している。

完成した渋谷公会堂

(上)1964年当時の渋谷公会堂(下)渋谷公会堂で行われた東京五輪の重量挙げ競技(いずれも渋谷区提供)

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869616 0 ニュース 2019/10/29 05:00:00 2019/10/29 05:00:00 2019/10/29 05:00:00 完成した渋谷公会堂(10月11日午後2時5分、渋谷区宇田川町で)=鍜冶明日翔撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2019/10/20191028-OYTNI50046-T.jpg?type=thumbnail

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