若者ら宅配飲食店応援 墨田で土日限定 バイクなどでボランティア

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利用客に商品を手渡す「すみデリ」のメンバー(右)(墨田区で)
利用客に商品を手渡す「すみデリ」のメンバー(右)(墨田区で)
商品の配達に出発する細田さん(墨田区で)
商品の配達に出発する細田さん(墨田区で)

 新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛が続く中、墨田区在住の若者ら約10人が4月中旬から、土日限定で料理を宅配する「すみだローカルフードデリバリー」を始めた。区内の飲食店3店から利用客の自宅までバイクや自転車で運ぶボランティアのサービスで、最近の土日は計約70件の利用があるという。飲食店や配達先からは感謝の声が寄せられ、活動を支援する動きも出ている。(大前勇)

 「すみデリ」を発案したのは、同区両国で生まれ育った団体職員細田侑さん(29)。今月10日、行きつけの喫茶店「東向島珈琲店」に立ち寄った際、店主の井奈波いなば康貴さん(45)から「来店者が少ないから、誰かが料理をお宅に運んでくれると助かるんだけど」と相談されたのがきっかけだった。

 「困っている飲食店を助けよう」。細田さんは早速、会社勤めの友人らにそんな声をかけ、6人から参加の返事をもらった。フェイスブックで注文を募り、土曜日にあたる11日から東向島珈琲店と、細田さんがよく利用するカレー店「スパイスカフェ」の商品の配達を開始。その後、東向島珈琲店の近くにある手作りハム店「オーティス」も配達対象の店舗に加えた。

 現在は、20~30歳代を中心とする約10人のメンバーが、自分のバイクや自転車を使って土日限定で宅配している。カレーはテイクアウト用の容器で運び、コーヒーはボトルに入れて利用客の目の前で紙コップに注ぐ。燃料費や諸経費に充てるため、利用客から配達料400円をもらっている。

 今月に入り、売り上げが半分以下に落ち込んだという「スパイスカフェ」店主の伊藤一城さん(50)は、「感染拡大の影響は大きいが、すみデリの皆さんの熱意で助けられている」と感謝する。利用客からの評判も上々なようで、最近の土日の注文数は開始当初から倍近くに増えた。25日に東向島珈琲店のコーヒーを注文した墨田区京島の自営業大久保貴史さん(31)は「応援したいと思って注文した。すみデリと思いは同じ」と話した。

 現在は、すみデリの活動を知った区民が宅配の手伝いを希望したり、自転車販売店が自転車の無償貸与を申し出たりしているという。細田さんは「ノウハウもなく、仕事をしながらの活動で大変だが、墨田のために力になりたいという思いがエネルギーになっている」と話していた。

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1193969 0 ニュース 2020/04/30 05:00:00 2020/04/30 05:00:00 2020/04/30 05:00:00 商品を渡す配達員(右)(墨田区で)=大前勇撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/04/20200429-OYTNI50033-T.jpg?type=thumbnail

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