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夢のNBA燃やす情熱 コロナ禍でも「挑戦したい」

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ファンに手を振り応援を盛り上げる小笠原さん(サンロッカーズ渋谷提供)
ファンに手を振り応援を盛り上げる小笠原さん(サンロッカーズ渋谷提供)

 プロバスケットボール・Bリーグの「サンロッカーズ渋谷」で専属チアリーダーとして活躍した小笠原礼子さん(34)が、米プロバスケットボール協会(NBA)のチアリーダー入団試験を目指している。新型コロナウイルスの影響で試験日程は未定だが、「次はいつ挑戦できるかわからない。自分の実力を試したい」と意気込んでいる。(鍜冶明日翔)

 小笠原さんは青森県藤崎町出身。県立弘前中央高校で応援団に入り、「衣装がかわいい」と憧れてチアリーダーになった。東北学院大(仙台市)で、組み体操のように人を乗せたり飛ばしたりする「競技」としてのチアリーディングを本格的に始めた。

 卒業した2008年、上京して社会人チーム「DEVILS(デビルス)」に入団。水泳教室のコーチや、通信制高校の英語教諭として働きながら、技術に磨きをかけると、4年後には全日本クラブチーム選手権で日本一に輝いた。16年の競技引退後は、サンロッカーズ渋谷のチアリーディングチーム「サンロッカーガールズ」に加入し、試合会場を盛り上げた。

 転機は昨夏。全米からプロのダンサーが集まるラスベガスでの練習会に参加した。大人2人を肩に乗せて歩ける体幹の強さを生かし、ダンスは他のダンサーに引けを取らなかったつもりだが、「振り付けを自分のものにするまでの早さがすごかった」と驚かされた。会場には憧れのNBAダンサーもいて、「自分はどこまで通用するのか」とNBAのオーディションを受けると決心。今年6月、サンロッカーガールズを退団した。

 NBAのオクラホマシティー・サンダーでチアリーダーの経験があるサンロッカーガールズの石井尚子ディレクターによると、オーディションの倍率は高く、NBAの日本人チアリーダーはこれまで20人ほどしかいないという。石井ディレクターは「こんな時期に挑戦しなくてもと思ったが、それでも行くという情熱に圧倒された。ダンスは十分通用するので、自信を持ってチャレンジしてきてほしい」と背中を押す。

 勤務先の住宅設備機器販売業「橋本総業」(中央区)も、退職せずにオーディションを受けることを認めてくれた。上司の東京東支店長は「仕事に対する姿勢が良いのは、夢があってモチベーションが高いからだと思う。できる限り協力したい」とエールを送る。

 新型コロナの感染拡大を防ぐため、NBAは3月中旬、シーズンを一時中断。7月30日に再開したが、プレーオフがまだ終わっておらず、オーディションの予定は白紙だ。小笠原さんは「新型コロナの影響で一度は心が折れたが、まだ自分の納得するダンスに達していない。失うものはないので、挑戦したい」と話している。

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1468610 0 ニュース 2020/09/11 05:00:00 2020/09/11 05:00:00 2020/09/11 05:00:00 ファンに手を振り応援を盛り上げる小笠原さん=サンロッカーズ渋谷提供(1月4日、渋谷区で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200910-OYTNI50032-T.jpg?type=thumbnail

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