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子どもの夢手助け 墨田 保護者と住民ら企画

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墨田区の山本区長(左)に「総理大臣になりたい」という目標を伝えた市東君(3月、区役所で)
墨田区の山本区長(左)に「総理大臣になりたい」という目標を伝えた市東君(3月、区役所で)

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、児童・生徒の思い出づくりの場となる学校行事が相次いで中止や縮小に追い込まれる中、墨田区の保護者と地域住民が協力し、子どもたちひとりひとりの夢の実現を手助けするプロジェクトを始めた。これまでに「ペンギンの飼育員になりたい」「化石を発見したい」など15の夢がかなえられ、好評を得た「夢の実現応援企画」は今年度、区内全域に広がることになった。(田村美穂)

◆ペンギンの飼育員に 総理になって平和を     

 プロジェクトに取り組むのは、区立文花中学校と曳舟小学校など区立3小の保護者や地域住民らでつくる「文花中地区青少年育成委員会」。各校ではコロナ禍で、修学旅行の日程短縮や運動会の規模縮小が続いた。落胆する多くの子どもたちを励ます方法を話し合った委員会のメンバーが昨年12月以降、子どもたちから実現したいことを募集したところ、小学1年~中学2年の男女95人から様々な「夢」が寄せられた。

 このうち、「総理大臣になって平和な世界にしたい」という夢を応募した区立曳舟小4年の市東宝丸しとうたかまる君(9)は3月、区の計らいで山本亨区長のもとを訪ねた。

 市東君は緊張した様子を見せながらも、大勢の聴衆に向けて演説する首相の姿に憧れたことや、大きな荷物を持った高齢の女性を手助けして感謝された経験を山本区長に伝えた。「人助けをしたい。豊かな人も貧しい人もみんなが平等に笑顔になれる社会にしたい」と熱っぽく語った市東君に対し、山本区長は、区議や都議、首長や国会議員らがそれぞれの立場で社会をよくするための活動を続けていることを丁寧に説明。「人を助けたいという気持ちを持ち続けて」と語りかけると、市東君はうれしそうにうなずいていた。

 委員会ではこのほかにも、区内の「すみだ水族館」やパン店などの協力を得て、飼育員の体験会やパン作り教室、絵画の講習会などを次々に開催した。今後もプロバスケットボール選手による指導会やイラストレーターがデザインを教える場などを設ける計画で、評判を伝え聞いた他地区の委員会も一緒になり、今年度は同様のプロジェクトを区内各地に広めていくことが決まったという。

 委員会の副委員長を務め、自身も小学生の娘2人を持つ二宮浩久さん(43)は「墨田区には、地元の子どもたちの夢をかなえようと尽力してくれる大人が大勢いることが改めてわかった」と話し、子どもたちに「どんなにつらい時代でも夢や希望を持ち、人とのつながりを大切にしていく気持ちを学んでほしい」とエールを送っている。

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2026978 0 ニュース 2021/05/03 05:00:00 2021/05/02 22:42:57 2021/05/02 22:42:57 目標の実現を誓った市東君(右)と山本区長(3月15日午後、墨田区役所で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/05/20210502-OYTNI50022-T.jpg?type=thumbnail

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