笑顔咲く「放課後花屋」、子どもの居場所に

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従業員(右)に花の切り方のコツを教えてもらいながら花瓶に生ける子どもたち(渋谷区で)
従業員(右)に花の切り方のコツを教えてもらいながら花瓶に生ける子どもたち(渋谷区で)

 

 難病や障害のある従業員が中心になって働くカフェ併設の花屋「ローランズ原宿店」(渋谷区千駄ヶ谷)が平日の夕方、小学校低学年の児童たちの居場所になっている。花屋さんの体験をしたり、夕飯を食べたり――。帰宅しても親が仕事でいないひとり親家庭の子どもらが、放課後のほっとしたひとときを過ごしている。(田中文香)

 「茎を斜めに切ると水が通りやすいよ」。店を訪ねると、女性従業員が子どもたちに生花の切り方を教えていた。子どもたちは思い思いに花を生けて机に飾った後、カフェのスタッフが調理したオムライスを自分たちで配膳し、笑顔でほおばった。

 渋谷区に本社を置く「ローランズ」は、従業員約60人のうち約8割に障害や難病があるが、原宿店を含む都内5か所で生花の販売やカフェ、植栽管理などに汗を流している。このうち原宿店は今年8月から、日本財団の助成を受け、区内の小学1~3年生のために常設の居場所運営も始めた。

 同店に通うのは事前登録をした児童約10人。ひとり親家庭や生活困窮など様々な理由で、夕飯の時間帯に自宅で1人で過ごしている児童らで、従業員らは花屋の仕事内容を教えたり、夕飯を振る舞ったりしている。学生や地域住民のボランティアらも協力している。

 同店のカフェはこれまで日中の営業がメインだったが、子どもたちに夕飯を用意する機会が増えたため、従業員にとっても新たな仕事の開拓につながっているという。同社事業開発担当の内山茜さん(40)は、「従業員は障害や難病があっても、社会の課題を解決する当事者になれる。子どもたちにとっても、様々な人たちと関われる機会になれば」と話している。

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