授業、行事 学校苦慮 学年末の感染拡大で

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オンライン授業でタブレット画面にスライドを示しながら説明をする教員(19日、西東京市立青嵐中学校で)
オンライン授業でタブレット画面にスライドを示しながら説明をする教員(19日、西東京市立青嵐中学校で)

 新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中、都内各地の学校で児童生徒や教職員が相次いで感染し、学級・学年閉鎖に追い込まれている。受験シーズンとも重なり、各校はオンライン授業に切り替えたり、学校行事を縮小・延期したりするなど、対応に追われている。

■学級閉鎖も 都内では年明けから、未成年の感染も急増。20日に都内で確認された新規感染者8638人のうち、「10歳未満」は781人、「10歳代」は976人といずれも過去最多を更新した。同じ施設内で感染が広がるケースが多く、小学校で91人、中学校で34人、高校で70人に上る。練馬区では小中学校計15校が学級閉鎖となったほか、豊島区では小中学校計3校で学級・学年閉鎖に。北区でも17日現在、小学校10校の22学級、中学校3校の7学級が閉鎖された。

 新宿区でも3学期に入ってから小中学校計12校で児童生徒13人が感染したため、区は24日から、区立小中学校計39校で分散登校を実施すると決めた。

 クラスごとに二つのグループに分け、午前と午後で分散して授業を受けることで、教室内が密になるのを避けるという。吉住健一区長は「救急車や医療機関の 逼迫ひっぱく により、通常の医療を受けられない危険性が出てきている。人数抑制による感染拡大防止を目指す」とのコメントを出した。

■部活も影響 影響は学校行事や部活動にも及んでいる。

 三鷹市の市立中学校7校は、17日から2泊3日の日程で長野県内で自然教室を実施する予定だったが、3月に延期した。市教育委員会の担当者は「都会の子どもがスキーなどを通じて大自然を体験する機会は貴重。何とか3月に実現したい」と話す。

 中野区も、各中学校が今月から長野県内で始めている2泊3日のスキー教室を1泊2日や日帰りに日程を変更した。宿泊先では部屋ごとの人数を減らし、入浴を分散したという。

 練馬区では、区立中の運動部員が他校との合同練習会に参加した後に感染が判明したため、区教委はすべての区立小中学校に対し、他校との練習や対外試合を控えるよう求めた。

■オンライン 間近に控えた高校入試に影響しないよう、西東京市は市立中学校9校の3年生を対象にオンライン授業を始めている。

 市立青嵐中では初日の19日、3年生が1人1台ずつ配布されたタブレット端末を使って自宅から参加した。社会の授業では男性教員が、画面に国の歳入と歳出を示す円グラフを示し、歳出では社会保障費や国債費が多いことを解説。「社会保障費は何に使うお金でしょうか」と質問すると、生徒はマイクを通して「年金」「道路かな」などと回答していた。

 26日に都立高の推薦入試を受けるという藤井りほさん(15)は「オンライン授業は感染の心配をしなくていいけど、卒業まで残りわずかなのにクラスメートと会えないなんて」と寂しそうに話した。佐々木貴志教諭(42)は、「オンラインでは授業の質を維持できるが、生徒の細かな様子がわからない。受験に不安を募らせていると思うのでサポートしていきたい」と語った。

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